奈良県曽爾(そに)村、ススキと夕陽の名所、曽爾高原です。
二本ボソからススキの草原まで下って行きます。
10月26日の写真です。
①さあこれからは、得意の楽な下り。
ただし、急坂なので注意は必要。
②亀山峠付近から亀山と古光山方面を見る。
すごいエッジのようにも見える稜線だ。
③しかし、木道などの歩きやすい道。
④亀山の手前で引き返す。
このまま行くと、入り口へ出てしまい、帰りの写真が撮れない。
⑤亀山峠付近から三重県側を見る。
大きな山容は室生火山群に属する大洞山(おおぼらやま、1013m)。
⑥急坂を下る。
奥の建物は国立曽爾少年自然の家。
⑦
⑧
⑨
⑩
これまでの写真をご覧になって、冒頭でススキの穂が少ないなどといっていたが、それほどでもないと感じられたかたも多いと思います。
これはできるだけ、ススキの穂が少なく見えないように撮っていたからなのですが、ススキの現状の写真を、以前と比較して少しだけご紹介します。
⑪⑫は今年の写真。
⑪
⑫
⑬2010年11月の写真。
⑭この写真と⑮は2004年11月の写真。
⑮
⑯上から見下ろした歩道がカーブしている付近。
石畳の歩道の両側、特に右側はほとんどススキはあるが穂は出ていない。
⑰小高い丘の上も、ススキの穂が見えない。
2,3人歩いているのが見えるが、あそこはススキの植生回復のための立入禁止区域。
下から指導員さんに注意されていたが、その入り口にはロープが張ってないせいもあり、あの人たちはなぜ悪いのかが分からなかったようだ。
というところですが、⑭⑬⑫と下から見ていただくとよく分かりますが、右側の道の両側が赤茶色くなり、ススキがだんだん減っています。
ススキ以外の似たような植物に押されて、数を減らしていることもあるようです。
⑬2010年に来た時も、右側のススキがない部分が気になっていたのですが、一過性の現象と思っていました。
ススキがあっても穂が出ていないのが多く、また穂が出ていても小さく、弱々しいのも見られます。
⑱これ以降は、もとに戻って今年の写真です。
以前写したいくつかの撮影ポイントは、立入禁止になっていて入れない。
ここは石畳の路。比較的多いススキと木立ちと山と落日がバランスよく入るので、何人かが待ち構えている。
⑲
⑳日が西に傾いてきた。
落日が迫ってきたようだ。
ここは室生赤目青山国定公園の特別地域です。
自然公園指導員の腕章を巻いた方、おふたりに別々の場所でススキの減少についてたずねました。
この方たちの本務は、公園の決まりごとやマナーなどの指導なので、こういう話は専門でないので世間話的にたずねたのですが。
おひとりの方はある程度、このことをよくご存じで、私の聞いている範囲でと断って教えてくれました。
大きく3つの原因があるようです。
まず、観光客の増加。特に春先、ススキの芽が出かかったときに山菜とりなどで踏みつけられる。
ススキは強い植物だが、この時期に芽を踏まれるとかなり生育が落ちる。
次に、ススキよりも強い植物(これもススキによく似た植物らしいが、植物に疎い私は聞いたのに忘れてしまった。)が侵入し、ススキを押しやっている。
最後は、漠然としたことだが、自然や気象などの大きな変化。
らしいと聞いているとのことです。
県や村などでは、京大の教授を委員長とした再生委員会を設け検討してきたが、どうやら観光客の増加が最大の原因として、必要な対策をたてるらしいように聞いている、とまで教えてくれました。
原因に納得できない面もありますが、とりあえず対策が立てられ、実行できることに絞ってやらざるをえないでしょう。
すでに昨年から、主要道以外の脇道は入れないように、注意書きがあり、ロープなどが張ってありますが、これがまだ徹底されていません。
私が8月に来た時には、ロープなどほとんどなく、どこでも入れたと思います。
ここへ来るまでの道沿いに、温泉施設などが出来たこともありますが、年間の観光客は50万人と20年ほど前と比べて倍増しています。
ススキが減っても、観光客は増えているので、危機意識が村などに少ないようにも思えます。
10年スパンの計画らしいので、今後を見て行くしかないようです。
明日はその3です。
二本ボソからススキの草原まで下って行きます。
10月26日の写真です。
①さあこれからは、得意の楽な下り。
ただし、急坂なので注意は必要。
②亀山峠付近から亀山と古光山方面を見る。
すごいエッジのようにも見える稜線だ。
③しかし、木道などの歩きやすい道。
④亀山の手前で引き返す。
このまま行くと、入り口へ出てしまい、帰りの写真が撮れない。
⑤亀山峠付近から三重県側を見る。
大きな山容は室生火山群に属する大洞山(おおぼらやま、1013m)。
⑥急坂を下る。
奥の建物は国立曽爾少年自然の家。
⑦
⑧
⑨
⑩
これまでの写真をご覧になって、冒頭でススキの穂が少ないなどといっていたが、それほどでもないと感じられたかたも多いと思います。
これはできるだけ、ススキの穂が少なく見えないように撮っていたからなのですが、ススキの現状の写真を、以前と比較して少しだけご紹介します。
⑪⑫は今年の写真。
⑪
⑫
⑬2010年11月の写真。
⑭この写真と⑮は2004年11月の写真。
⑮
⑯上から見下ろした歩道がカーブしている付近。
石畳の歩道の両側、特に右側はほとんどススキはあるが穂は出ていない。
⑰小高い丘の上も、ススキの穂が見えない。
2,3人歩いているのが見えるが、あそこはススキの植生回復のための立入禁止区域。
下から指導員さんに注意されていたが、その入り口にはロープが張ってないせいもあり、あの人たちはなぜ悪いのかが分からなかったようだ。
というところですが、⑭⑬⑫と下から見ていただくとよく分かりますが、右側の道の両側が赤茶色くなり、ススキがだんだん減っています。
ススキ以外の似たような植物に押されて、数を減らしていることもあるようです。
⑬2010年に来た時も、右側のススキがない部分が気になっていたのですが、一過性の現象と思っていました。
ススキがあっても穂が出ていないのが多く、また穂が出ていても小さく、弱々しいのも見られます。
⑱これ以降は、もとに戻って今年の写真です。
以前写したいくつかの撮影ポイントは、立入禁止になっていて入れない。
ここは石畳の路。比較的多いススキと木立ちと山と落日がバランスよく入るので、何人かが待ち構えている。
⑲
⑳日が西に傾いてきた。
落日が迫ってきたようだ。
ここは室生赤目青山国定公園の特別地域です。
自然公園指導員の腕章を巻いた方、おふたりに別々の場所でススキの減少についてたずねました。
この方たちの本務は、公園の決まりごとやマナーなどの指導なので、こういう話は専門でないので世間話的にたずねたのですが。
おひとりの方はある程度、このことをよくご存じで、私の聞いている範囲でと断って教えてくれました。
大きく3つの原因があるようです。
まず、観光客の増加。特に春先、ススキの芽が出かかったときに山菜とりなどで踏みつけられる。
ススキは強い植物だが、この時期に芽を踏まれるとかなり生育が落ちる。
次に、ススキよりも強い植物(これもススキによく似た植物らしいが、植物に疎い私は聞いたのに忘れてしまった。)が侵入し、ススキを押しやっている。
最後は、漠然としたことだが、自然や気象などの大きな変化。
らしいと聞いているとのことです。
県や村などでは、京大の教授を委員長とした再生委員会を設け検討してきたが、どうやら観光客の増加が最大の原因として、必要な対策をたてるらしいように聞いている、とまで教えてくれました。
原因に納得できない面もありますが、とりあえず対策が立てられ、実行できることに絞ってやらざるをえないでしょう。
すでに昨年から、主要道以外の脇道は入れないように、注意書きがあり、ロープなどが張ってありますが、これがまだ徹底されていません。
私が8月に来た時には、ロープなどほとんどなく、どこでも入れたと思います。
ここへ来るまでの道沿いに、温泉施設などが出来たこともありますが、年間の観光客は50万人と20年ほど前と比べて倍増しています。
ススキが減っても、観光客は増えているので、危機意識が村などに少ないようにも思えます。
10年スパンの計画らしいので、今後を見て行くしかないようです。
明日はその3です。
憧れのススキの原、曽爾高原、
仰るように以前のお写真と比べると、かなりの違いが解ります。
このような現象が続くと問題ですね。
一度はこの美しい所を訪れてみたいと思いながらまだ行けてないです。
そちらの方は御在所の霧氷を見に行っただけでした。
でも明日は仲間たちと、曽爾村の屏風岩公園の桜紅葉を見に行きます。
午後は香落渓へ。ほんとうはススキを見に行きたいのですが、ススキが光る時間帯は無理ですので断念。
三重県は殆ど行ってないので楽しみです。
今回の内容は、少しシビアーで,おもしろくなかったですね。
明日はそのぶん、がんばって夕景を写しますので、ご覧くださいね(^^)。
ススキ養生のため、立入禁止区域ばかりなので、行ってもがっかりされることと思います。
カメラマンも激減です。
ススキ回復まではしかたありませんね。
屏風岩公苑の桜などの紅葉は年により、ばらつきがあったように思います。
早朝、日の出前に行くと、反対側にすばらしい雲海が広がることもあるのですが、これは運次第です。
2013年のここの紅葉や雲海はまあまあでしたので、それを近々アップする予定です。
しかし毎日精力的に動かれていますね。
私は、ナマケモノのようになまけものになり(ちょっと、変ですか(^^))、犬の散歩とコメダのコーヒーなどで怠惰で無為な毎日を過ごしています(^^;)。