眞子さまと小室さんの結婚問題 国民は「私たちの皇室を傷つけられた」

2020年12月24日 | 芸能ニュース
眞子さまと小室さんの結婚問題 国民は「私たちの皇室を傷つけられた」と感じた 名大・河西准教授〈dot.〉

12/19(土) 8:02配信
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AERA dot.

婚約内定の会見時の眞子さまと小室圭さん(c)朝日新聞社

 秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚問題に国民の関心が集まっている。お相手の小室圭さんとの結婚に関する行事の延期が発表されてから2年以上が経つ。11月、眞子さまはあらためて結婚の意思を明らかにされたが、「多くの国民が納得して祝福している」とは言い難い状況が続いている。この問題について、名古屋大学准教授の河西秀哉氏(歴史学)に読み解いてもらった。

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*  *  *
――日々さまざまなニュースが出ては消えていきますが、眞子さまの結婚問題については、時間の経過とともに世の中の関心が薄れるということがありません。ネットの書き込みに限れば、批判の嵐。宮内庁に抗議の電話が殺到しているという報道もありました。どうして、これほどまでに激しい反応を呼び起こしてしまったのでしょうか。

河西秀哉氏(以下、河西):お2人の結婚に批判的な意見を持つ国民は「私たちの皇室を傷つけられた」と感じているのだと思います。その一番の原因は、お金の問題でしょう。お2人の婚約内定の発表時は、今どきの若者らしい側面もあったものの、国民に好意的に受け止められ、社会に祝福ムードが醸成されました。風向きが変わったのは、小室さん親子の金銭トラブルが報じられてからです。

――とはいえ、なぜここまで、です。

河西:それを理解するためには、時間の流れを少し巻き戻して、平成の皇室のあり方をふりかえってみましょう。

 上皇陛下と美智子さまは、被災地への訪問などを通じて、国民の前にその姿を現してきました。かつ、それは個人の私利私欲にまみれた俗世間とは正反対の、道徳性を帯びた姿でした。ご高齢になっても公務に励むお2人の姿に、国民は感動していましたよね。「自らを犠牲にして、その役割を果たそうとしている」と。政治家の不甲斐なさとも対比され、国民はよりいっそう、そういった思いを強くしたと思います。皇室の道徳性と清廉性が支持されていたのです。

 つまり、平成の時代、国民はその姿を目にすることで皇室を自分と近しい存在として感じつつ、両陛下の人格によって俗世間とはどこか違う尊敬できる存在とも思っていた。平成から令和のお代替わりでは、一連の行事で日本の皇室の伝統というものに触れる機会も増えた。皇室に対する敬意は頂点に達していたといえます。

――そこで、お金のトラブルという、俗っぽい事柄に焦点が当たった。言葉は適切ではないかもしれませんが、ある意味で人間のだらしなさを象徴するような問題が出てきたわけですね。しかも、国民の目には、問題が解決しないまま、長引いているように映っている。

河西:そうです。それまで皇室に対して国民の支持が高かったからこそ、ショックが大きかったのです。反作用のようなものですね。国家と国民を統合するという象徴天皇制が非常にうまく機能していたゆえに、なおさら、この問題で「われわれのすばらしい存在を傷つけられた」という気持ちになってしまったのでしょう。

――秋篠宮家の問題ということも影響しているのでしょうか。

河西:秋篠宮家の長女眞子さまに対しても、次女の佳子さまに対しても、国民は親しみを抱いていました。眞子さまは一時期ネットでキャラクター化されていましたし、佳子さまは「かわいすぎるプリンセス」として注目されるなどして話題になりました。

 国民は、本来皇室は遠いものとわかっていながらも、秋篠宮家はどこか自分たちと近い存在としてとらえていたのでしょう。近くて遠い理想的な家庭と思っていたからこそ、今回の問題を残念に感じているのかもしれません。

――「結婚は生きていくために必要な選択」という眞子さまのお気持ちに対しても、理解できないという声が上がっています。ただ、皇室の方々といえども、生身の人間です。その言動すべてに、国民が納得・理解できるかというと疑問です。今回の問題に限らず、生身の人間である限り、国民と意見や心情が一致しない場合もあると思うのですが。

河西:もちろんずれることもあります。平成の終わりは、たまたま、天皇・皇后両陛下の姿に幅広い国民が自分たちの思いを重ね、双方が一致していた状態だったともいえます。

 ふりかえれば、平成でも美智子さまに「皇后バッシング」が起きたことがありました。いわれなき非難が多数だったにせよ、これは、国民と皇室の間である種のずれが生じていたとも捉えることができます。その結末は、59歳の誕生日に美智子さまは突然倒れ、声を失うという事態でした。

 皇后・雅子さまに対しても、ご病気による長期のご静養中には厳しい声があがったこともありました。

――「ずれ」として思い出すのは、2004年、当時皇太子だった天皇陛下のいわゆる「人格否定発言」です。「雅子のキャリアやそのことに基づいた人格を否定するような動きがあった」と話された内容は、異例の発言としてセンセーショナルに報じられました。当時の国民の間に波紋を広げたのは確かです。こうして過去をたどっていくと「ずれ」た例があるにしろ、今回の問題はどのように捉えていますか。

河西:生きた人間を象徴とする天皇制において、国民の支持は欠かせません。一方で、生きた人間である限り、皇室の方々の言動と国民の間にある種のずれはいつか出てくるものでもあります。

 今回、眞子さまは「結婚は生きていくために必要な選択」とご自身の言葉でお気持ちを表現されました。秋篠宮家では、リベラルな考えのもとに、個人を尊重する教育をされてきたということが背景にあります。でも、あの「お気持ち」発表は国民にとって刺激が強かった。もっと柔らかい解決法を探っていたら、事態は変わっていたかもしれません。 

 小室さんの金銭トラブルが報じられた当初、私は正直ここまで長引くとは思っていませんでした。それが、これほどまでに国民の間で議論が続くのは、今回の問題は、もう「微妙なずれ」ではなくなったということの証しです。この、かい離は、皇室にとって危機といってもいいほどの状況だと私は感じています。

(聞き手/AERAdot.編集部 鎌田倫子)

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宮内庁、「誠に遺憾」…眞子さまの結婚巡る週刊誌報道に

12/19(土) 0:05配信
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読売新聞オンライン

 宮内庁は18日、秋篠宮家の長女眞子さまの結婚を巡る週刊新潮12月24日号の記事について、事実無根で「誠に遺憾」とする文書をホームページ上に掲載した。記事では、同庁の西村泰彦長官が10日の記者会見で「小室さん側が説明責任を果たしていくことが重要」と発言した背景として「上皇后さまの強いご懸念が影響」などと報じた。同庁は、上皇后さまの意向をくんだ事実は全くないと反論。こうした報道に上皇ご夫妻は深く傷つかれているという。
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tmj***** | 9時間前

とにかく、小室圭と結婚させないでくれ。
それだけです。

返信83

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koi***** |8時間前

> 自分としましては、想い合う同士が結ばれて欲しいと願うばかりです。

結ばれたいなら勝手に結ばれれば良かろう。
大体の人の主張は
皇族とも元皇族とも名乗るな、秋篠宮家の金(税金)を使うな、皇族の方と繋がりを持つな
一切の関係を断ち民間人として舞台を降りろと言っています。

今までの判明した情報からそれが出来ないから反対します。
次期天皇候補に寄生するのが目に見えているから反対します。
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sou***** |8時間前

むしろ宮内庁が皇室の意向とも関係なく小室氏の問題に対してこれから適切に対処していけるならば、いかがわしい記事も減るでしょうし、これからまた小室氏と眞子様に全て任せるような流れに戻れば、また憶測記事が増えてくるだけでしょう。それと、その皇室関連の捏造は、皇室利用ありきの留学生活で無責任な態度の1人の一般人男性と、それを支えて、皇室よりも一個人を優先させている1人の女性皇族の言動が問題の根源にあるという事実を、代理人に対してのみだけでなく、ぜひ本人らにも伝えていただきたいです。
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kak***** |8時間前

上皇后さまの意向とか傷つかれているとかは知ったこっちゃないよな。
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00 |8時間前

自分達の欲望のため、関わる人達を、必ず不幸にする方たちですね。
取り敢えず、贈与税の未払いや遺族年金の返還等の追求は、国民なんだから、平等にされるべきですよね。
例え、まこさんの婚約者だとしても、特権は使えませんよ。
きちんとしてから、結婚してね。
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ich***** |7時間前

どうして問題の多すぎる小室圭と是が非でも結婚させたがるのでしょうか?不自然です。

脅されるような弱みでも握られているのかと疑ってしまいます。

安易に血税で解決しないで頂きたい。
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dye***** |8時間前

宮内庁が「誠に遺憾」っておかしくないですか。
新潮側に何か間違った事を伝えたのでなければ、遺憾に思う必要あるのでしょうか。

むしろ、事実無根であるなら、新潮側に抗議するか、謝罪させるのが解り易いと思うけど……
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rrrs |7時間前

国民の方が傷ついてると思う。落胆。
結婚認める発言と共に、何故、皇族除籍にした上で、と付け加えないのか?
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big***** |8時間前

それに尽きる
義務とは言え税金払うのが悔しい。
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kil***** |9時間前

tmj さん
ネットの署名サイトで結婚反対の署名やってますよ。ググってください。
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hir***** |6時間前

事実かどうかはまだ分からないが、小室家は現時点で他人にたかって生きてきた感がすごい。

違うのならば説明すればいい。しないということは表に出てきたらぼろが出るのではと疑ってしまう。

400万に関しては借金じゃなければ贈与なので税金や遺族年金の不正がないことを説明しなければ犯罪を疑ってしまう。

こんな人が皇族と結婚し税金から1億以上を手に入れることに納得がいかないだけでお互い裸一貫で一般人として結婚する分には勝手にすればいい。
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コメントを書く

SH***** | 9時間前

しかし今回一連のことに最も遺憾な思いをさせられているのは国民のほうです。

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yum***** | 9時間前

でも400万を踏み倒したのと、身内や近い人の自殺は本当なんでしょ?

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con***** | 9時間前

遺憾する所が違うでしょ!K氏との結婚問題の方が、よっぽど国民は遺憾ですよ!

返信20

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non***** | 9時間前

宮内庁としては、眞子さまと小室さんの結婚をどう考えているのだろう。
それこそが、誠に遺憾、ではないのだろうか。

返信19

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ucl***** | 9時間前

もういい加減、小室圭の話はおなか一杯。
今から好感度アップしようとしても遅すぎですね。
国民から祝福されてる結婚なんて出来ないでしょう。

返信12

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eyo***** | 9時間前

こっちが言いたいよ…
この結婚は誠に遺憾ですって
世の中大変なのに、自分の結婚の事ばかり

返信13

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xnw***** | 9時間前

やはり上の人たちは世間と考え方がまるで違うね
何が遺憾だ?
納税者の方がこのことに関して遺憾だわ
こんな怪しい親子に大金を渡すために納税してるのか?
そもそももう一時金なんて必要ない
それに皇族に人間がどうたらとか言うんやったら自分らで稼いで納税しろや
もう皇族なんていらないんやないか?
元号なんてただただ西暦とごっちゃになって面倒なだけやし
日本は上の人たちが未だに古過ぎる

返信35

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dar***** | 9時間前

こんな状況になっているのは小室圭のだんまりが原因。
色々な問題について、早急に会見すべき。
まあ、国民の信頼を得るような説明はできないと思うが。

返信14

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qqc***** | 9時間前

400万円 「贈与税は支払い済み」との小室側の声明がない
借りているのだと思われても仕方がない
借金は返すべき、親族で肩代わりを申し出る人がいないのが不思議



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