おまえは体を大事にな…最期の会話に妻は「自慢の夫です」 延命より「別れの時間」を選んだ夫婦

2020年12月07日 | 病気 余命を考える 死を迎える準備
おまえは体を大事にな…最期の会話に妻は「自慢の夫です」 延命より「別れの時間」を選んだ夫婦

12/5(土) 7:11配信
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読売新聞(ヨミドクター)
後閑愛実&ゆき味「看取りのチカラ」

 大切な人を看取(みと)るとき、人は何を思い、看取りは、残された人々にどんなチカラを与えてくれるのか。後悔しない看取りについて、現役の病院看護師、後閑愛実さんが、ゆき味(み)さん作画の漫画と文章でつづります。
「後は頼む……」 別れのシーン 病院では

ゆき味

 あなたは、新しい世界へ旅立つ大切な人へ、餞(はなむけ)(あるいは 手向(たむ) け)として、「さよなら」や「ありがとう」を伝えたいですか? 

 あるいは、あなたが旅立つ時、家族に伝えたいと思いますか?

 ヒーローアニメなどで見られる「あとは頼む……」と別れの言葉を残して絶命するシーン。在宅医療ではたまに耳にしますが、病院では、ほぼありません。多くの人は、死ぬ前に意識不明の状態となります。

 医療を受け続ければ、意思疎通ができないまま、何日か、何か月か、あるいは何年か生きることになり、しゃべることもできないまま、いずれは息を引き取ります。最期にあいさつをと思っていても、最期がいつかは誰にもわからないので、そうそうできるものでもありません。しかし、私は病院で、1度だけ死の間際にお別れのあいさつをした患者さんの最期に立ち会ったことがあります。

ゆき味

 肺がんで入院していた70歳代の男性から、朝方5時頃、急に息苦しくなったとナースコールがありました。真っ青な顔で息は途切れ途切れ。とても苦しそうで、医師を呼び診察してもらいました。検査の指示が出て、準備をしようとしたところ、患者さんに「そんなことより、家族を呼んで」と言われました。

 もともと、これ以上の積極的な治療はしないと話し合っていたので、死期を悟ったのかもしれないと感じ、急いで家族に電話をしました。家族も、延命治療はしないと承諾していました。患者さんは残された時間を治療するよりも、家族と最後の会話をすることに使うことを望んだのです。

 奥さんが、心配そうに患者さんに話しかけます。「あんた、苦しくないかい?」「俺は大丈夫だよ。おまえは体を大事にな」。お互いを気遣うような言葉をかけ合っていましたが。患者さんは次第に声が小さくなっていき、数分後には反応がなくなりました。奥さんは息が止まっても、しばらく声をかけ続けていました。



 医師による死亡確認がなされた後、「立派で優しい旦那さんですね」と奥さんに声をかけると、「自慢の夫です!」との返事が返ってきました。さっきまで心配で不安げな表情でいた奥さんが、堂々とした表情に変わっていました。夫婦で歩んだこれまでの人生の総括だったり、いろんなものを受け取ったり。臨終のときが、家族のかけがえのない時間となったように感じました。

 もし治療をしていたら、もう少し長生きできたかもしれません。ですが、患者さんが望んだ、家族との会話はできなかったと思います。
大切な時間を医療が奪ってはいないか

ゆき味

 患者さんの最後の時間、臨終というかけがえのない時間を医療が奪っているのではないかと感じることがあります。もちろん、身体があることで、触れてぬくもりを感じることもできるし、心臓の音を聴くこともできます。しゃべれなくても受け取れるものはたくさんあります。声は最期まで聞こえていますから、旅立つ人へ、家族は別れのあいさつを告げることができます。

 しかし、本人はどうでしょうか?  続けられる限り、いのちの長さを重視するのか、残りの時間をどう使うかを自分で考え、最期はお別れを伝えたいのか。考え方は人によって違います。

 人は、病気を治すために生きているわけでも、医療を受けるために生きているわけでもありません。もちろん思い通りにはなりませんが、縁起が悪い話と思わずに、いずれ訪れる人生の総括について、家族と話し合っておきましょう。特にいまは、多くの病院が面会制限をしています。入院したら、次に会うのは、亡くなる時かもしれません。伝えたいことは、いま伝えておきましょう。伝えられなくなる前に……。(後閑愛実)

<今回のポイント>
・もし、明日が最期だとしたら、あなたはどう過ごしたいですか? 残りの時間を知りたいか知りたくないかも含めて、人生の目標は常に共有しておこう。
原案・執筆 後閑 愛実(ごかん・めぐみ)

後閑 愛実

看護師 群馬パース看護短期大学卒業後、2003年より看護師として病院に勤務。1000人以上の患者と関わる中で、様々な患者を看取(みと)る。看取ってきた患者から学んだことを生かし、看護師をしながら、13年から看取りの際のコミュニケーション方法について、研修や講演を通して伝えている。著書に「後悔しない死の迎え方」(ダイヤモンド社)。「月刊ナーシング」の連載「まんがでわかるはじめての看取りケア」の原作執筆担当(20年3月終了)。
作画 ゆき味(ゆきみ)

ゆき味

マルチクリエーター 2017年、多摩美術大学卒業後、フリーの作家として、立体造形・映像作品・グラフィックデザイン・漫画制作を中心に活動。漫画やイラストの制作、MV制作、オリジナルキャラクターグッズ、広告やパッケージのデザインなど、幅広い制作を手がける。「まんがでわかるはじめての看取りケア」作画担当。NPO法人さかうえのプロモーション動画「加部安の時計~天明の祈り~」制作、編集担当。19年、YouTubeに「ゆき味アートチャンネル」を開設。


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qti***** | 7時間前

延命処置はいらない、しないと夫婦で話合ってるし子どもにも伝えてある。そこで何週間か何ヵ月が延命したとしても完治して凄く元気になる訳ではないから。人も動物も必ず最期は訪れる。とにかく痛みさえ無くなればいい。そんな状態で長生きして何が楽しい?痛みを取る治療さえ、痛み止めを貰うだけで充分。

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tos***** |3時間前

自分も延命処置は希望しません。
ただ、延命処置を望む人や家族の中には、延命処置の間に画期的な治療法が出てくるかもとの微かな希望を持つ人もいるかもしれません。
「そんな状態で長生き」することが目的では無く、そういった希望を持って延命処置を選択する人もいるのではないでしょうか。
どんなに画期的な治療法が出てきても、死んでしまっていたらどうしようもないのですから。
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lov***** |2時間前

義父が癌で緩和ケア病棟にいたけど、癌の最期の痛みは痛み止めをもらうくらいじゃどうにもならないよ。本当にのたうち回るくらいだから。

義母が話はできなくなってもいいから痛みをとって欲しいとお願いしてモルヒネをMAXで入れてもらってた。意識は朦朧としてて会話なんて出来なかったけど。
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aki***** |2時間前

モルヒネは、一般的に痛みは取るものと医学的にも考えられてますが、
意識レベルが落ちた状態が本当に快適なのかは、分からないですよね
もしかしたら、より苦しんでるけど、それを伝えられない状態になってるだけかもしれない
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shi***** | 7時間前

自分も相手も、どちらかが居なくなってしまえば、もう二度とありがとうを伝えることが出来なくなるしね。
ありがとうの気持ちを言えていない、伝えられていない人は、言えるうち、伝えられるうちに伝えよう。

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aga***** | 6時間前

妻をがんで亡くした遺族です。
まず、延命と、緩和は分けて考えないと思います。
延命は、過度の治療であり、緩和は不快な症状は
しっかり取り安楽を保つ為のものです。
もう、ひとつ大切なことは、遺された奥様の気持ちです。最後の一言が話せた事で、悲嘆が少しは小さくなると思います。

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pysygo | 6時間前

叔父もがんで延命治療を拒否し積極的な治療はしなかったが、最期の言葉は言えなかった。最期は苦しんで苦しんで叫びながら亡くなった。廊下にまで響き渡る叫び声で、見ているのが辛くてたまらなかった。延命治療をまるで悪のように書かれているけど、この患者さんの場合がたまたまそうだっただけ。がん患者が積極的な治療をしないと安らかにいけるというのは幻想です。苦しむ人も沢山います。

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mikeneko |6時間前

こういったコメ主の意見も誤解を生む原因です。

前の方も書かれていますが、緩和ケアや疼痛コントロールをきちんとできる病院かどうか大事なのであって、どれだけ癌に対する積極的な治療を行っても苦しむ時間が増えるだけです。
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C |6時間前

親戚も皆癌で亡くなった人は激しい痛みに苦しみ、最後はモルヒネも効かなくなりました。その大切な人の苦しむ姿を家族が見なくてはいけないと言うのも酷だと思います。

安楽死が認められたらいい。

確かに何かしら事件に巻き込まれる人も出てくるでしょうけど、極少数でしょうし、多くの人を精神的肉体的苦しみから解放できる
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bluesky |6時間前

私の母はできる限りの痛み止めをしながら延命治療をしていましたが、痛い痛いと般若のような顔をして亡くなりました。延命治療をすれば苦痛がなくなるわけではない。むしろ苦痛な時間が延びるだけなことが多いと思います。
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m_k***** |5時間前

緩和ケアと疼痛管理。叔父さんはこれも拒否したか不十分な環境だったか。
普通最後は鎮静をかけ、どんどん眠るようにします。家族と意志疎通が図れるよう到着の時間を医師が見計らい投薬を調整したりします。
時代により医療の在り方も異なります。
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lun***** |5時間前

>延命治療をまるで悪のように書かれているけど、この患者さんの場合がたまたまそうだっただけ。がん患者が積極的な治療をしないと安らかにいけるというのは幻想です。

コメ主は重大な誤解をしています。
延命治療と痛みの緩和は関係ありません。

痛み止めがきかないほどの激痛の患者に延命治療をほどこせば、激痛が長引くだけです
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aki***** |2時間前

言葉にするとさも簡単にかきますし、緩和病棟の医師も偉そうに疼痛コントロールして、快適に最後の時間をすごすと書きますが

中々、十分に痛みを抑えながら、QOLを高め、家族や本人に満足してもらいながら、最後を迎えるのは、難しいですよ
薬の匙を調整するのが、医師の仕事だけど、無理なものは無理だし、大量投与してら、殺人罪でつかまるからね
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x***** |4時間前

緩和も完璧ではない、って事なのだと思う
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o._.o |6時間前

延命治療と疼痛コントロールは別物だよー。
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(・ε・`) | 6時間前

延命治療と、癌の積極的治療は違います。
延命治療、とは、自力では呼吸ができないのに機械が呼吸を肩代わりし(意識がしっかりしていればそのこと自体が苦しいので、意識がしっかりしている方は敢えて眠らせるし、もちろん話すことなどは無理)、心臓が止まれば心臓マッサージなどで蘇生を試みる、ということです。
癌の終末期で回復する見込みがないのに延命治療をすることはあまりお勧めできません。混同に注意です。

また、ステージ4、というのが=末期だと思ってる方もいますが、それも違います。
ステージ4とは癌の広がりの段階であり、そこから治療により癌の縮小も期待できる(もちろんしない場合もある)ものですが、末期、というのは、基本的にはそこからの改善の手立てがなく、終わりを迎えていくだろう段階を指します。

ステージ4、などの医療用語がテレビ番組などで使われ、誤解されて広まり、説明する時に苦慮することがあります。

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メスニャンコ | 6時間前

最期に何かを伝えるのは、なかなか難しそう。
いつその時がくるか分からないから。

だから普段から「ありがとう」を、言うのが大切だと思った。

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frw***** | 6時間前

病気になって入院して、色々な痛いことや苦しいことを体験したが、
疼痛緩和も、苦しさのコントロールも、
効果に限界がある。
特に若い人の場合は痛み止めが効きづらいことがあるそうです。
あと、どうにもできない体の倦怠感も。
自分は、死期が迫って苦しい場合は、鎮静剤を打ってほしい。
苦しくて痛くてどうしようもないのに、意識だけ正常なのは、辛かったです。

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ねこだいすき | 6時間前

祖父は望んでなかったんですが、もう最期が近いと電話が来て病院行ったら
管や機械がたくさんついてた。

「俺は長くない。色々あったけど、花子(仮名)と太郎(仮名)が元気に幸せになってくれてよかった。延命しないよう看護師さんやお医者さんにも言ってある」とまだ動ける時に言ってて、希望のケアみたいのも書いたそうです。
どこで希望とすり替わったんだろう
誰かと間違えたの?
亡くなって10年いまだに疑問です。

呼吸器の病気だったから管ついててもすごく苦しそうな最期でした。
本人の意向は変えないようして欲しいものです。

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tas***** |4時間前

家族が来るまでと急遽繋げたか、

患者の希望より診療点数を選んだか

の何れかでしょうね。

最期に家族と会うまでは、という風に思っていた方が幸せだと思います。
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tak***** |1時間前

延命治療をしない=何もしない、という訳ではないです。
人工呼吸器をつなげなければ、窒息で苦しい思いをします。
その他も、苦痛を和らげるために、投薬のためのチューブを入れます。

父は、最期6週間入院しましたが、その間、家族は、心構えと葬式の準備ができたので、理想的だったと思います。
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wor***** |4時間前

延命しない。希望の治療が痛みのない治療って事ではないですよ。
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wor***** |1時間前

言ってある?書いたそう?
言ったかもわからないし、書いたかもわからないの?
ちなみに、本人が延命しなくて良いって言っても、意識が無くなった時に家族にどうしますか?って聞くから。
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hap***** | 6時間前

泣いた。

ステキなご夫婦ですね。私も最期は家族と話をしたいです。

ただ、事故や事件に巻き込まれた方は家族と最期のお別れの挨拶をすることもできないんだなと、改めて思いました。

幸せな人生だったと、子どもたちや孫に言える最期を迎えたいと切に思います。

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whs***** | 6時間前

臨終の時が人生で一番大事な瞬間だ。だから臨終の時は死ぬ人にとって本当に大切な人しか呼ばない方がいい。誰もが臨終の時に建前なく本音で話をしたいし最後のチャンスでもある。家族であっても時には誤解を与えてしまうことがある。誤解を解く為にも感謝の気持ちを素直に伝える為にも延命より臨終の瞬間を作ることが故人にとってはとても大事な事。



hid***** | 5時間前

つい昨日のことで、会社の同僚が若いのに急性心筋梗塞で自発的には心臓が動かないようになった。家族で旅行に行くことを楽しそうに話していたけど新型コロナの影響で中止した矢先のことだった。
 また来年行けば良いっていってたけど来年は訪れない。旅行に行っていたら運命も変ったのだろうかと思う。
なので、やりたいことや話したいことは後回しにせずやるべきだと思った。明日があるとは限らないのだから。

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hin***** | 6時間前

私の父親も延命はせず実家近所に転院し、医者にダメなら意識無くしてということを頼んでた。母親が毎日通ってたが最後は意識はっきりしないまま数日で亡くなった。自宅に帰りたがってたようだが、近所で妥協したみたい。
飛行機の距離の私は家族で見舞いに行ったが意識がはっきりしてないようだがとても喜んでくれたように見えた。兄弟は実家近くで顔を見せてたので、私が最後。帰りの飛行機に乗る間際に亡くなりそのまま葬儀へ。今にして思うと最後の私家族と会えたから気を使ってそのまま亡くなったのかもしれないと思う。
結果的には面倒なことが少ないタイミングだったので立派な最後だったと思っている。マネ出来るかと言うと難しいですが。

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too***** | 5時間前

終末期の迎え方って本当に難しいよ。
いくら事前に患者さんや家族と「いざというとき」の話をしてても、いざ実際「いざというとき」を迎えると気が動転して「何とか助けてやれませんかね」なんて言われることもある。
出来るだけ本人の意思を尊重してあげたいけれど、それがままならないこともあって、申し訳ないなと思うこともある。

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一般市民 | 5時間前

自分は延命はしないでくれ、と伝えてある。
意識もなく自由意志のない生きる屍には成りたくない。子ども達に余分な苦労も掛けさせたくない。
もちろん、回復見込みのある治療としてなら受けるけど、延命は要らない。
何を言わなきゃ延命処置?
尊厳死………あっても良いと思う。

返信0

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dis***** | 3時間前

癌家系なので、これまで多くの身内を癌で見送りました。
今は医療側の緩和ケアが明確に定義されており、専門の訪問医療機関などもあるので、家族で相談して自宅で痛みの少ない最後を迎えられる方も多いでしょうが、昔の癌治療は延命に尽力し、患者は癌であることを知らぬまま苦痛にのたうち回って死んでいく者も少なくありませんでした。

ただ緩和ケアも癌の部位や個人差があるのか、どれだけ投薬しても痛みを抑え込めない場合もあるようで、そこはケースバイケースなのかも知れません。
自分も最後は癌で死ぬ可能性が高いと思いますが、この記事のような最後が迎えられたら理想ですね。

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rlg***** | 5時間前

読んで泣いてしまいました。
主人とは歳の差があるし、お互いこういう状況になったら延命は無しでと日頃話していますが、順当に行くと残されるのは私で、いざとなったら寂しくて何でも良いから生きていて欲しくて延命してしまうかもしれないと思っていましたが、やっぱり本人やお互いの為にも希望通りを曲げない方が良いなと思いました。私たちも最後にこんな会話が出来たらなと思います。

返信0

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kin***** | 4時間前

こういう事の出来る夫婦は、以前からこうやって生きて来たはず。
別な状況で亡くなるとしても、その時なりにしっかりやっただろう。

同じ癌で死ぬとしても、どのような最期を迎えるかは人それぞれ。
良いご臨終は素晴らしいが、現実に選べる部分は限定的。

そうなる前に夫婦仲良くしておくのが確実にできること。
今出来ていない事が、死の迫る極限状況で急に出来るようにはならない。

返信0

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marika | 4時間前

回復する見込みがあればともかく、それがなくなるのであればそれは死んでるのと同じかなって。そう思えば、この記事のケースは「生きている」時間を最大限延ばしたって言える気もする。
意識もないただの別れの先送りであれば、覚悟する時間ができるだけで、覚悟ができてしまえば、あとは維持する家族のつらさが長引くだけなんだよね・・・と思いつつも、その場になるとそう割り切れないし、もし割り切っても後々にもう少し何かできたんじゃって思ってしまう。難しい判断。

返信0

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書き逃げオンリー | 5時間前

自分が死ぬ側だったら、兎も角痛みを取ってほしい
相手を送る側でも、痛み苦しみを緩和してあげてほしい
会話なんぞ、そうなる前にしておけばいいので
立派でなくてもいい



y_g***** | 5時間前

母を看取った時、深夜近くに連絡があり、病室に到着した時にはすでに母の意識は低下していて話は出来ませんでした。
薄れいく意識の中、母は何かを呟いていたのですが、周りにいた人には聞こえず。
あれから亡くなって何十年も過ぎたのですが、未だに何を言ったのか知りたい。

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sat***** | 2時間前

中学1年生の時に父親が亡くなりました。
急性心筋梗塞で仕事帰りに倒れ、病院で治療を受けましたがそのまま。
母はパニックになって途中で倒れ、妹はまだ小学生ということもあり、医師が行う死亡確認には自分が立ち会いました。
葬儀場の手配や、最後の挨拶も自分がやりましたが、母は最近になって
「父さんの最期を看取れなかった。妻として最後の事をしてあげたかった」
と話していました。
それから20年近くが経ち、自分は結婚して父になりましたが、妻とは笑って死にたいねー、とよく言っています。
こういう別れの挨拶をきちんと出来る別れ方をしたいです。

返信0

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asa***** | 58分前

とても良い話です。


最後に有難うって言える&言う人生を送りたいです。


この記事みて良い話と思う方の中で、もしコロナに少し慣れちゃってる方は、この1週間、この話を思い出して、気をつけて下さいね。


今は病院にすら看取れない状況ですから。


身近な人が自分が入院した時が最後なんて寂しすぎます。

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xta***** | 5時間前

死期を感じられて最後の言葉を残せれば、去く方も残る方も気持ちの整理が出来るかもしれないね。

うちは両親とも病気で亡くなった。
父は突然気を失って倒れ、延命してもらったけど脳死状態で話す事は出来ず、最後は肺炎で息を引き取った。
母は癌で入院し、いつもどおりに会話して、疲れて眠いとニコっと笑って寝て、そのまま亡くなった。

どちらも亡くなる事がわかっていながら、最後の会話が出来なかったのは心残りかな。

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tos***** | 36分前

この戦後の医療過誤がいつまで続くのだろう。終戦までは日本医療が日本人の日本人に依る日本人の為の医療が普通だったと記憶する。健康寿命という、人に頼ることなく生活できる人を指す不自然な言葉が出来た今、健康寿命から外れると、赤の他人が経営する病院という隔離施設に収容され、食欲がなくなる、静かな臨終時にバランス栄養食なるモノが与えられ、食べなきゃダメ!と無理やり食べさせられた結果、口から脱糞して息絶える老人を見てきた看護師さん達の苦しい胸の内の記述を読んでゾッとした。

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大村浩司 | 3時間前

現状、治療を止め痛みや苦しみだけを取り除く事をするのは、末期ガンのみ。その他の病は治療法があるから認められていない。でも「生きられる」だけではないのか?例えば透析を一日おきに続ければずっと生きられる。でも、4時間以上ベッドに寝転び続けねばならず、精神的にもまいってしまう。長く生きる事って、そんなに美徳ですか?

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syl***** | 2時間前

親父の時、兄弟で話しあい延命は拒否元々病院は嫌いだったし治る見込みもなし。生きて欲しいけどそれは残る側の我儘、選んだ選択に後悔はない。でもどっちを選ぶかは家族の選択なので正解はないと思う。自分で思うのは穏やかに逝きたい事ですね。

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cli***** | 5時間前

私は、その家族の会話の、祖父と話せる最後のチャンスを、能天気に「またすぐに会える」「きっと元気になる」と思って、クリスマス友達に会いに行ってしまいました。
クリスマスが終わって会いに行ったら、もう、話せる状態ではなく。

一生後悔しています。

返信0

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dra***** | 6時間前

寿命でいえばだいぶ先のことだけど、わたしも脳死状態または認知症で自分が分からない状態、何らかの怪我や病気で助かる見込みが無い場合の延命治療は不要だと思いリビングウィルにサインしてる。
50年後くらいには安楽死が認められてるといいな

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