ゼレンスキー氏、欧州が「他人の流血」でロシア原油購入と非難 BBC単独インタビュー

2022年04月20日 | 国際金融資本のユダ金、軍産複合体の野望

ゼレンスキー氏、欧州が「他人の流血」でロシア原油購入と非難 BBC単独インタビュー

4/15(金) 14:08配信
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BBC News

ゼレンスキー氏、欧州が「他人の流血」でロシア原油購入と非難 BBC単独インタビュー

クライヴ・マイリー、ジョエル・ガンター、BBCニュース(ウクライナ・キーウ)

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日、首都キーウでBBCの単独インタビューに応じ、ロシア産原油を買い続ける欧州諸国について「他人の流血」でビジネスをしていると非難した。

BBCのクライヴ・マイリー記者は、欧州がロシアにエネルギー供給のため1日10億ドルを払い続けている一方で、2月末以降に欧州がウクライナに提供した軍事援助は総額が10億ドルだと指摘。これをどう思うかゼレンスキー氏に質問した。これに対して大統領は、「いったいどうやったら他人の流血から金もうけができるのか、理解できない」と答えた。

続けてゼレンスキー大統領はドイツとハンガリーを名指しし、ロシア産エネルギーに対する禁輸措置の実現を両国が阻止したと非難した。エネルギー輸出によるロシアの年収は、最大2500億ポンド(約41兆2000億円)に上るとされる。

ウクライナ政府幹部の間では、ドイツ政府への不満が募っている。ドイツ政府は一部の対ロシア制裁を支持する一方で、原油について禁輸など厳しい措置を求める声には今のところ難色を示している。

ゼレンスキー氏は「指令室」と書かれた部屋にBBCを案内し、「私たちの友人やパートナーの国々の中には、もはやビジネスやお金の問題ではなく、時代が変わったのだと理解している人もいます」と述べた。「これは生き残るかどうかの問題なので」。

大統領はまた、ロシアの攻撃をかわすのに十分なスピード感で武器が供給されていないと指摘。ウクライナへの武器供与追加を繰り返し求めた。

「アメリカやイギリス、一部の欧州諸国は助けようとしてくれたり、実際に助けてくれています」と、ゼレンスキー氏は述べた。「ですが、私たちにはもっと、もっと素早い、もっと迅速な対応が必要です。今すぐに。これが最も重要な言葉です」

■マリウポリの死者、行方不明者

ロシア軍はここ数週間、ウクライナの首都キーウ周辺や同国中部、北部から撤退している。ウクライナ全土を力づくで掌握することは断念したとみられる。

ただ、ウクライナ領土をさらに得ようとするロシアのウラジーミル・プーチン大統領は軍事活動をウクライナ東部と南部に再び集中させており、これらの地域で流血の戦いが長期化する懸念が浮上している。

プーチン氏が軍事目標にしている南東部の港湾都市マリウポリはすでに、数週間におよぶロシア軍の砲撃で壊滅状態にある。

ゼレンスキー氏は、マリウポリでの死者が数万人に上る可能性があるとBBCに述べた。

「数万人の死者だけでなく、大勢が行方不明になっているという情報もあります」

「住民の身分証が取り替えられ、ロシアのパスポートを与えられ、ロシアの遠く離れた場へ連行されたことを、私たちは知っています。ある者は収容所に、ある者はほかの都市に連れていかれました。その人たちに何が起きているのか、誰も知りません。何人が殺されたのか、誰も知らないのです」

■ブチャでの残虐行為、「和平交渉を閉ざす」と

ゼレンスキー氏は、マリウポリやキーウ郊外のブチャ、ボロジャンカでロシア軍が行ったとみられる残虐行為が、ロシア側との和平交渉の可能性をさらに狭めることになったと述べた。

1週間ほど前にウクライナ軍が奪還したブチャでは、両手を後ろに縛られた状態で頭を撃たれた民間人など数百人の遺体が見つかっている。住民への性暴力が行われたという報告も、各地から上がっている。

「ブチャによって(和平交渉の可能性が)閉ざされつつある」と、ゼレンスキー氏は述べた。「これは私の問題ではなく、ロシアの問題です。彼らが私たちと話す機会は、もうあまり残っていない」。

先週にブチャを訪問した際には「あらゆる感情を経験した」というが、その日の終わりには「ロシア軍に対する憎しみ以外、もう何も残らなかった」という。ゼレンスキー氏は、プーチン氏やロシア軍は「頭のてっぺんから足の先まで完全に」「戦争犯罪人」だと非難した。

■ロシア軍も「死ぬことになる」

ゼレンスキー氏は2月24日に始まった軍事侵攻に備えて、自分たち政府がウクライナ国民に冷静でいるよう呼びかけたのは、間違いではなかったと主張した。

ウクライナ政府は当時、武器や物資に関する合意を結ぶため水面下で動いていたほか、パニック回避に尽力していたのだと、大統領は説明。銀行の取り付け騒ぎやウクライナ経済の不安定化を避けようとしていたのだと述べた。

「そうなることをロシアが、ロシアだけではないが、望んでいました。でも我々はそうはさせなかった」

「ですが(ロシア軍による)全面的な侵攻が起きるとは、あの時は予想していなかった」

ロシアは2014年の一方的なクリミア併合に続いて、ウクライナ東部と南部でさらに多くの領土を奪おうとしており、両地域での攻撃を激化させている。

ゼレンスキー氏はこの状況について、ウクライナ軍にとって東部が今「最も厳しい状況」になっているとしつつ、同時に東部には「私たちの最強部隊が結集している」と述べた。

「(ロシア軍は)私たちを破壊できるが、私たちは反撃する。私たちを殺すかもしれないが、自らも死ぬことになる」

「いったい何のためにそんなことをするのか、なぜ(ウクライナに)やってきたのか、私には理解できない」

(英語記事 Blood money being paid for Russian oil - Zelensky)

(c) BBC News



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