中国3社の上場廃止再決定 NY証取、財務省指示受け

2021年01月07日 | 国際紛争 国際政治 
中国3社の上場廃止再決定 NY証取、財務省指示受け

1/7(木) 0:26配信
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共同通信

 【ニューヨーク共同】ニューヨーク証券取引所は6日、中国の通信大手3社の上場を11日に廃止すると発表した。4日に廃止方針を一度撤回していたが、ムニューシン米財務長官が撤回に同意しない考えを伝え、再検討していた。

 ニューヨーク証取は、5日の米財務省外国資産管理局の新しい指示に基づく措置と説明した。

 3社は香港の取引所にも上場している。米株式市場での取引規模は小さく、上場廃止になっても影響は限定的とみられているが、中国側が反発を強めるのは必至だ。
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人民日報も予言していた、ジャック・マーの悲しい運命

1/6(水) 17:17配信
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ニューズウィーク日本版
<一代で電子商取引大手アリババを築いた世界的実業家ジャック・マーでさえ、目障りになれば「成功したのは政府のおかげ」と切り捨てる中国共産党の論理>

世界で最も注目された中国人実業家ジャック・マー(2018年、スイスのダボス会議で) Denis Balibouse-REUTERS

2カ月前から公の場に姿を見せず、「行方不明」とも噂される中国のIT起業家にして大富豪の馬雲(ジャック・マー)に関連し、2019年に中国共産党機関紙の人民日報に掲載されたある記事が中国で話題になっている。この記事は、マーがなぜ中国政府の不興を買っのたかを的確に表し、その後の運命をも予言したものとみられるからだ。【ジョン・フェン】

【動画】中国の監視カメラ網により、BBC記者がたった7分で発見された

それは人民日報の論説記事で、マーが電子商取引大手アリババの会長を退いた2019年9月10日の数日後に書かれたもの。中国の新進起業家たちのあいだで憧れの的になっていた56歳のマーに対するロックスターのような扱いをばっさりと切り捨てている。

中国版ツイッターの「微博(ウェイボ)」に再浮上したばかりのこの記事のタイトルは、「『ジャック・マーの時代』など存在しない。あるのはジャック・マーが生きた時代だけだ」。

「アリババが成功した企業であることはまちがいないし、ジャック・マーがアリババに与えた影響についても疑いようはないが、企業の成功をそのリーダーのみの功績とするのは、まったく非現実的だ」と、記事には書かれている。「どんな起業家や企業もその成功は偉大な時代背景に負うところが大きい」

人民日報の記事は、中国有数の大富豪のマーと彼が創業した電子商取引最大手のアリババは、中国政府が用意した経済環境と出合う幸運に恵まれたのであり、その環境のおかげで成功が可能になったのだと示唆する。「適切な土壌と気候条件がなければ、苗は大木に成長できない」

<成功は時代のおかげ>

記事は次のように結ばれる。「いわゆる『ジャック・マーの時代』など存在しない。あるのはジャック・マーが生きた時代だけだ。その時代が与えるチャンスをつかんだ者だけが、持てる潜在能力を発揮できる。ジャック・マーだろうが、馬化騰(ポニー・マー、テンセント・ホールディングス会長)だろうが、イーロン・マスクだろうが、われわれ凡人だろうが、例外はない」

「盲目的な称賛は、成功をもたらさない。成功を手に入れるには、ある人の成功とその時代の関係を理解することが欠かせない」

中国のネットコメンテーターやローカルニュースサイトは、この論説はマーに関する中国政府の「ご機嫌」と最近の事の成り行きを「予言」したものとして話題だ。

マーは、昨年10月24日に上海で開催された「外灘金融サミット」で、中国の政治指導者のあいだで大きな物議を醸す発言をしたのを最後に、人前に姿を見せていない。

世界でもっとも注目される中国人実業家であるマーはこのサミットで、厳しく規制された中国の金融システムを批判し、「次世代の」中国の若者たちのためにシステムを徹底的に見直すべきだと訴えた。ここで金融規制当局が「イノベーションを妨げている」と述べたマーは、10月中旬を最後に、ツイッターにも微博にも投稿していない。

<常に出席する1月3日の会合も欠席>

マーは、自身が創設した起業家育成コンテスト番組「アフリカズ・ビジネス・ヒーローズ」の11月の最終回にも出演しなかった。「スケジュールの調整がつかなかったため」だったと、ロイターなどが1月4日に報じている。

1月3日に上海市浙江商会の会合を欠席したことも注目に値する。同会の年次フォーラムにつねに出席しているマーが姿を見せなかったことで、微博ユーザーのあいだでは、マーの行方をめぐる疑念が深まった。

マーは、10月下旬の発言により、中国政府に睨まれる立場に置かれたと見られている。問題になった発言の後、それまで大きな期待が寄せられていたアリババ傘下の金融会社アント・グループのIPO(新規株式公開)は、予定の11月3日直前に延期された。その後の12月には、中国の規制当局が、独占禁止法違反の疑いでアリババの調査を開始した。

中国の国営メディア各社は、アント・グループとアリババが、規制当局の求める構造改革を「受け入れた」と報じている。

<「吸血鬼」や「悪党」呼ばわり>

かつては「マー父さん(Father Ma)」と愛情のこもったニックネームで呼ばれていたマーは、10月の上海での発言以来、中国では罵詈雑言を浴びている。中国メディアには「吸血鬼」や「悪党」などと呼ばれることもある。

一方で、中国共産党の公式な刊行物は、2020年末を最後にマーについて言及していない。最後の記録は、当時370億ドル規模と報じられていたアントのIPO延期に関連して、マーを召喚した、というものだった。

(翻訳:ガリレオ)



ta0***** | 11時間前

・・「アリババが成功した企業であることはまちがいないし、ジャック・マーがアリババに与えた影響についても疑いようはないが、企業の成功をそのリーダーのみの功績とするのは、まったく非現実的だ」「どんな起業家や企業もその成功は偉大な時代背景に負うところが大きい」・・
アリババやジャック・マーを中国共産党に変えても使える 
中国共産党が今まで残れたのは 時代背景に追うところが大きい 
いつまでも独裁が続くとは思うな ですよ

返信1

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文在猫 | 11時間前

まぁ、こんなことだから、中国共産党独裁など、信用できません。
何のかんの言っても、余程米国やヨーロッパの方がいい。
中国のこの体質が民主化されないうちは、中国の台頭は許してはいけないです。
日本の財界人の方々は肝に銘じて下さいな。
明日は我が身ですよ。

返信0

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おばQ | 11時間前

ジャックマーはアリババの会長を円満に退職した時に、有り金全て持って米国に逃亡すべきだったと思った。 絶対にいずれやられるのに、なんで中国に残っているんだろうか?と疑問だったけど、成功したらきっと感覚が麻痺するんでしょうね。「自分だけは絶対に大丈夫」と過信しすぎてしまうんだろうと思った。 素人の私でも、危ない立場だなーと思ったのに。 

中国では引き際が重要。 成功したら、途中で逃げた方がいい

返信3

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ino***** | 11時間前

中国人に生まれなくてよかった、中国ではどんなに成功した人もどんなに財産のある人も、お上の考え方次第で財産没収、果ては命の危険すらあるという事、中国のお金持ちが財産を国外に持ちだし、チャンスがあったら外国移住さえ考えている人が多いのはそういう事か、日本でそれなりに成功した友達の中国人も日本国籍を子供には取らせて自分自身も中国に戻るという考えは全く無いようです。この国の繁栄もそう長くはないでしょう。

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dee***** | 11時間前

予言と言うより予告だろう
共産党にとって目障りになれば失脚させる
こんな国でまともな経済活動や技術革新が出来るはずがない

返信1

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zak***** | 9時間前

何とか逃げててくれれば良いと思っていたが、中国共産党に消された可能性が大だな。
香港の周さんといい、著名な方を見せしめにする中国の手口だ。

返信0

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ast***** | 10時間前

>>中国有数の大富豪のマーと彼が創業した電子商取引最大手のアリババは、中国政府が用意した経済環境と出合う幸運に恵まれたのであり、その環境のおかげで成功が可能になったのだと示唆する。


その通りですけどね。

アリババが破竹の勢いで伸びていった頃は、習主席がアリババのバックについてると言われていたし。

逆にその頃、アリババのライバル企業は、驚くほど衰退していった。

返信0

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尾前羅史音 | 10時間前

素人の部外者からすると、ジェット・リーみたいにシンガポール国籍にするか、香港の富裕層と同じくカナダに移民すれば良かったのにと思う。

返信0

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jai***** | 10時間前

>盲目的な称賛は、成功をもたらさない。

この言葉は
「熊のプーさん」と
周囲のイエスマンたちに 是非、言って欲しいです!

返信0

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Hedo | 2時間前

他のコメにもあるが、あの国では引き際が大切。もし党の誰かさんが嫉妬したり恨みを買ったら、どんな企業でも彼らのさじ加減でなんとも起きてしまう。つい最近もある大富豪の死刑判決も出たからね。もしこれらの政情で日本も含む欧米諸国が中国から手を引くきっかけになればよいが、ある意味中毒になったからやめられないことかもしれない。

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