巨大ワニが漁師襲い殺害、ボートから引きずり落とす フィリピン
10/12(土) 17:31配信
AFP=時事
巨大ワニが漁師襲い殺害、ボートから引きずり落とす フィリピン
フィリピン・ミマロパ地方警察が公開した、バラバク島で殺処分された体長4.9メートルのイリエワニの写真(2019年10月10日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フィリピン南西部バラバク(Balabac)島で、漁師の男性(20)が巨大なイリエワニに襲われ、ボートから引きずり落された後に死亡した。地元当局が10日、明らかにした。約3万5000人の人口を抱える同島では、イリエワニに襲われる事例が相次ぎ、住民の間では恐怖が広がっている。
【関連写真】殺処分されたイリエワニの拡大写真
地元警察のソクラテス・ファルタド(Socrates Faltado)氏はAFPの取材に対し、この男性が8日夜、仲間とともに漁からバラバク島に戻る途中、体長4.9メートルのワニにボートから引きずり落とされたと説明。翌日になって住民が、ワニの顎に残っていた男性の遺体を発見したという。
住民らはその後、ダイナマイトを使ってワニを殺処分した。
バラバク島があるパラワン(Palawan)州で自然保護を統括する自治体機関によると、この地域では2か月近く前にも、10歳の少年がイリエワニに襲われて死亡したばかり。
さらに今年は他にも、漁師と15歳の少年がバラバク島沖でワニに襲われ死亡。昨年には同島周辺で2人が死亡しているという。
同機関の報道担当者は、「生息地の減少など、事故の根本的な原因に対処する必要がある。イリエワニにはもう潜む場所がほとんど残されておらず、生息地には十分な餌もない」と指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News
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