こんにちは!栃木県在住消費生活アドバイザー連絡協議会です ~略して「栃アド」、よろしく!

このブログは、栃木県に住む消費生活アドバイザーで作る協議会の活動をご紹介するものです。時々オタク的ネタ入ります。

ミニ旅行に行ってきました!  ~その④

2023年04月21日 | 栃アド
^旅行も残すところあと1か所。

小山市に戻り西堀酒造に到着。



現存する建物の多くは大正時代に建てられたもので、有形文化財に登録されています。

煙突は、酒米を蒸すときに昔は薪で火をおこしていたためその煙を逃がすために作られたもの。
排気管は地下を通り煙突につながっているそうです。
富岡製糸場と同じ積み方をしているレンガ造りで地震や戦火を潜り抜けてきています。

西堀酒造は、明治5年に創業しました。
昭和期は〈飲んでいただく方が若々しく盛るように〉と「若盛」命名したお酒を販売。
一時期は、約3000石(一升瓶で30万本)まで生産していたそうです。

しかし、1970年ごろから日本国内の日本酒の生産量・販売量が減少していきました。
そこで、西堀酒造では、〈少量生産の高品質なお酒をまずは地元の方へ、地産地消につなげたい〉と
「門外不出」と命名したお酒を販売。
これが現在も代表銘柄となっており、その9割が栃木県内で消費されているとのこと。

令和になると、国内の日本酒消費量はピーク時の4分の1にまで落ち込み酒蔵の数も減少。
そこで、酒米を磨いたときに出る米ぬかなどを活用し、
焼酎・リキュール・ウィスキー・スピリッツなどの製造を始めていると、蒸留器も見せていただきました。

日本酒の酒蔵でウィスキー??とびっくりしました。
去年から始めたのでまだ製品はできていないとのことですが飲んでみたいものです。

また、もともとは攪拌の様子を見るために作った透明な醸造用の容器を活用し、
赤や青のLEDライトを照射して日本酒を作るということもしており、
これは、ILLUMINA(イルミナ)シリーズと名付けられた商品で、
赤い光を照らして作った酒は辛口、青い光で作った酒は甘口とラベルに書いてありました。
帰宅してから西堀酒造のHPを見ると、青い光は発酵を抑制し、赤い光は発酵を促進するとありました。
面白いですね!
(筆者は青いほうを買いました。
赤いほうも買いたかったけど、
門外不出も買ったので予算オーバー!
オンラインショップで買えるようなので、
近いうちに注文しようと思います)

なお、酒蔵で使う水はすべて遠く日光連山から来ているおいしい地下水を使用しているとのこと。
これがその井戸。


蔵の中をあちこち案内していただいた後は、皆さんお楽しみの試飲!

いろいろ飲ませてもらい、お土産もたくさん買い込んで満足!

こうしてちょっと駆け足でしたが、小山~栃木のミニ旅行は無事に終了!
皆さん、お疲れさまでした!
そしてまた来年どこかに旅行に行きましょう!!

今回参加されなかった会員の皆様、次回はぜひ参加してくださいね!
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ミニ旅行に行ってきました! ~その③ 栃木市散策??

2023年04月20日 | 栃アド
さて、お昼です。

再びバスに乗り、今度は「道の駅 みかも」へ。
ここで各自昼食をとり、お土産を買いました。

食券販売機で券を買い、窓口に出そうとすると、
「出来上がったら番号で呼びますから席で待っていてください」と言われびっくり。
発券と同時に厨房にデータが行くシステムになってる!

田舎(失礼!)の道の駅でもハイテク化が進んでいる!
久しく外に出ていなかったおじさんおばさんたちは少々戸惑いました。
(出来上がると店員さんが番号を呼ぶところはアナログだったけど)


おいしくいただいて、ふと時計を見ると出発時間が迫っていたので
急いでお土産を買いバスに乗り込みました。

旅行を計画しているとき、栃木市で晴れていたら遊覧船に乗りたいねと言っていたけど
あいにくの雨。
しかも次の予定まで時間がなく遊覧船どころではない状態。

チョっと街中を歩くだけかなと思っていました。

でも到着後、現地をよく知っているアド会員が駆け足で案内してくれたので
(地図の赤い線!)

見どころはきっちり抑えることができました!


栃木市といえば、蔵!



時期的に名物の、巴波川にかかるこいのぼり!


これはみんな見た瞬間に「わあ!」と声が上がってました。



ちなみに、足元にはこんなものが。

栃木市は「下駄の町」とのこと。


山車も有名。

これはマンホールのふた。


つづきはその④で。
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ミニ旅行に行きました! ~その②谷中村

2023年04月19日 | 栃アド
コウノトリ交流館に近い遊水地(第2調節地)にある人口巣塔を見ました。

しかしいるはずのコウノトリがいない・・・残念!
そのまま池の外周路を通って西側にある谷中湖方面に移動。


(右の赤丸がコウノトリ交流館)

北エントランス近くの人口巣塔に1羽のコウノトリが!
最初これがヒカル達かと思いましたが
野田市から飛来してきた「カズ」というコウノトリらしい。

でもナマでコウノトリを見ることができてうれしかった!

さて、上の地図で左の赤丸で囲ってある「ウォーキングタワー」に到着。
ガイドの方に渡良瀬遊水地と谷中湖について説明を受けました。



ガイドさんの後方が谷中湖。

渡良瀬遊水地は、栃木・茨城・群馬・埼玉の4県4市2町にまたがっており、
面積33km²、総貯水容量2億m³の日本で最大の遊水地です。
南北約9km、東西約6km。
外周約30km。
渡良瀬川、巴波川、思川の3河川が流れ込んでいます。

このあたりには室町時代から村があり明治22年に周辺の8つの村が統合してできたのが谷中村。
人口は2300人ほどで、地主は村には住んでおらず東京に在住していた「不在地主」だったそう。

たびたび大きな洪水に見舞われ、さらに足尾銅山の鉱毒による被害もあり
当初は鉱毒を沈殿させるという名目で
「遊水地計画」が持ち上がって明治39年に谷中村は廃村。
(村人たちはかなり抵抗していたが、強制執行により住居を破壊されたりし
大正6年(1917年)ごろに最終的に無人となる)

明治43年から改修事業が始まり昭和5年に遊水地は完成しました。

その後、洪水による氾濫を防ぐため調整池化する工事が進められ、
全域を堤防で囲う工事と貯水池(谷中湖)を作る工事が行われました。
第1調整池は、1970年、
第2調整池は、1972年、
第3調整池は、1997年に完成。
結構最近まで工事をしていたんですね。

貯水池が「ハート形」をしているのは
谷中村の跡地を残してほしいという元村人たちの訴えを受け入れた結果、だそう。

子どものころに授業で習ったけれどうろ覚えだった、
足尾鉱毒事件と谷中村、渡良瀬遊水地の関係がわかりました。

その後、ガイドさんの案内で旧谷中村の跡地を回りました。
上の地図の黄色の円で囲っているあたり。

下は、別の地図。谷中村役場跡地~雷電神社あたりまでを歩きました。



あいにくの雨と時間の都合で全部を見ることができなかったのが残念!


途中でキジを数羽見かけ、また道をイタチが横切るのを見ました。
また、イノシシがかなり多いそうで、あちこちにイノシシを捕獲するオリが設置されているのを見ました。
人があまり立ち入らないためいろいろな生き物が多いのがうかがえます。

そういえば、ここは2012年にラムサール条約湿地に登録されています。


ところで、ウォッチングタワーの柱に水位の線が引いてありました。

上が2019年10月13日の台風19号による洪水被害が出た時の水位。
3mほどといわれてもあまりピンとこないけど、
こうしてはるか頭上の線を見ると驚愕する・・・

・・・ということで、③に続く。
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ミニ旅行に行ってきました! ~①コウノトリの話

2023年04月18日 | 栃アド
2023年4月15日(土)、久しぶりのミニ旅行の日です。
各地から総勢21人が小山駅などに集合し、9時すぎにバスで出発しました。

最初の目的地は、渡良瀬遊水地の東端にあるコウノトリ交流館。
あいにくの雨で撮影しづらかったので、
交流館のパンフレットを借用。


古民家をリノベした施設で、展示スペースは畳敷きの和室。


そこで交流館の方からコウノトリについての話を伺いました。
映像を見ながらわかりやすく説明してくださいました。


身長は約100~110cm
体重は4~5kg
翼開長(翼を広げた時の幅)は約200~220cm

農地でよく見かけるダイサギ(白い大きいサギ)は
身長が約90cmで、翼開長が130㎝だから、
ダイサギより一回り大きい。

もともと日本に定住していたコウノトリは1971年に絶滅。
その後、中国やロシアから譲り受けたコウノトリを各地で繁殖させ、
栃木県には2014年から飛来し始めたとのこと。

今もいる「ヒカル」は2016年に千葉県野田市から飛来。
人口巣塔を設置すると、たびたび止まっているのが見られるようになりました。

通常オスはメスを探してあちこち飛び、その後営巣地を探して巣作りをするそうですが、
ヒカルは先に営巣地を見つけ、お嫁さんを待っている状態の、変則パターン。

場所が良かったのか、待ちの姿勢が功を奏し(?)、
2020年に、やはり野田市から飛来した「ウタ」とつがいになりました。
その年2羽のヒナが巣立って、「ゆう」「わたる」と命名されました。

しかし、「ウタ」は残念ながらけががもとでその年の10月に死んでしまいました。
(ウタのはく製)


もともとコウノトリは、つがいになるとずっと添い遂げるとのことで、
心配していたら、その後また野田市から放鳥され飛来した「レイ」とカップルに。

2021年に「りょう」「のぞみ」の2羽が巣立ち、
2022年に「セラ」「ひなた」の2羽が巣立ちました。

今年もヒナが生まれていて子育ての真っ最中。
雨の日は親はヒナに覆いかぶさるようにして守っているそう。
ライブ映像でその様子を見ることができました。

ヒナたちが無事巣立ってくれるといいですね!

ちなみに、おとなのコウノトリが1日に食べるエサの量は約500g。
交流館にわかりやすく表現しているものがありました。


小魚だったら、70匹くらい。(右下)
カエルだったら80匹くらい。(左下)

子育て中、特にヒナが大きくなってくると大人より多く食べるというから、
エサになる小動物がたくさん生息していないといけない。

渡良瀬遊水地はそういった生き物がたくさんいる場所、ということですね。

コウノトリのことはよく知らなかったけど、話を聞いたらいっぺんに好きになった、と某会員。
「知る」というのは大事ですね!

ヒナが巣立つと、人工巣塔は使われなくなり、
近辺の高木や、電線に止まったり、遊水地で休んでいるのが見られ、
民家の屋根の上に止まることもあるそうです。

そんな姿も見たいなあ・・・
と、思いつつ
再びバスに乗り次に向かいます。(②につづく)
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消費者トラブルFAQサイトについて

2023年04月03日 | 消費生活相談
本日(2023年4月3日)国民生活センターが、
消費者トラブル:FAQサイトを開設しました。

国民生活センターの報道発表によると、
「このサイトは、消費者トラブルにあわれた方に対して、FAQ(frequently asked questions)形式で、トラブル解決を支援する情報を提供するとともに、相談窓口等を案内するものです。

 消費者トラブルにあわれた方が、時間や場所を問わず、まずはご自身で解決方法を調べ、そしてご自身で解決を図ることができるような環境を作っていくことは非常に重要であり、本FAQサイトはこうした消費者による自己解決を支援するための有効なツールになると考えています。」とのことです。

消費生活センターは、平日の日中に開設されている場合が多く、お勤めの方も、学生の方もなかなか相談できない、という声を聞きます。このFAQが参考になるといいなと思います。



詳しくは以下の国民生活センターのページをご覧ください。
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20230403_1.pdf



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