こんにちは!栃木県在住消費生活アドバイザー連絡協議会です ~略して「栃アド」、よろしく!

このブログは、栃木県に住む消費生活アドバイザーで作る協議会の活動をご紹介するものです。時々オタク的ネタ入ります。

定例会の報告

2015年02月22日 | 定例会
2月21日(土)、定例会が開催されました。
T/H/S/O/S/K/T/Iの8人参加。

議題は、19日の消費者グループフォーラムの報告、NACS東日本支部の発表会の話(5月19日)
6月の定期大会の時に開催するセミナーの話、用語集の話など。

「お金」に関して消費生活センターに入っている事例を紹介したところ、
今の子供も、大人も、「お金」に関してモラルがないという話になりました。

家庭科の先生と社会科の先生が教える「消費者教育」の視点が違うこと、
今の子供はお小遣い制ではなく、「都度払い」(親にその都度もらう)ことが多く、
自分の財布からお金が減る、という感覚を知らないということ。

孫への教育資金なら贈与税が免除になるという制度のせいで、ますますお金に関する価値観が変わってしまったという話。↓
 ある子はおじいちゃんから1500万円もらった、でもある子は1円ももらえない。
 なぜもらえないの? (お金を)くれないおじいちゃんは嫌い、ということになりかねない。
  貧富の格差がますます広がり、教育の格差が広がっている現実。

親のクレジットカードを勝手にゲームに使っても反省していない子供。
こんな子供が増えたら、この日本はこれからどうなる?
ものすごく怖い話がたくさんありました。

結局、セミナーのテーマは決まらず次回に持ち越しに・・・

次回WGが、3月21日。10時ぽぽら
4月定例会は、25日。たぶん東コミセン

定期大会(総会)は6月20日(土)の予定です。

皆様、予定しておいてくださいね。

おまけです。先日みた景色です


茶臼岳・・・わかるかなあ・・・
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関東地区消費者グループフォーラム開催

2015年02月22日 | その他
2月19日(木)栃木県総合文化センターで、関東地区の消費者グループフォーラムが開催されました。
当会も参加している「とちぎ消費者ネットワーク」が実行委員の主体となっています。

当日午前中は、消費者庁審議官の服部氏の話、栃木県消費者行政推進室の室長・入野さんの話のあと、5団体から活動報告がありました。

(服部審議官)

宇都宮市緑が丘連合自治会の取り組みは、大勢の高齢者が行事に参加し交流していました。
このほか、埼玉県越谷市地域包括支援センターの方の話、千葉県松が丘中学校地区の取り組み、
新潟県のNPO法人新潟県消費者協会の消費者教育の話、と盛りだくさんでした。

午後は分散会で、7~8人の25グループに分かれて、高齢者・若者・消費者教育についてどうすればいいか話し合いました。

栃アドからは5人参加し、受付や誘導、分散会の司会と役割を受け持ちました。

私の参加したグループでは、地域住民が互いにコミュニケーションを取れれば、消費者被害は少なくなるのではないか、
高齢者に限らず、困った時に助けを求めることができる人は、何らかの手立てで、救済が可能と思います。
問題は、助けを求めようとしない人。自ら地域から孤立している人が問題なのではないか。
そんな意見が出ました。

私の住む地域でも高齢者の見守り活動が始まっていますが、
どう考えても見守りしたほうが良いと思われる方に「見守り」を提案しても拒否されることがままあります。

あきらめずにまずは『あいさつ』から毎日声をかけ続けることが必要なのでは、という意見にまとまりました。

全大会で、いくつかのグループから発表がありましたが、
「若者」のグループから、参加した大学生の発表があり、もっと多くの若者がこういった会議に出るようにするためにも出席すれば「単位」がもらえるなら、あるいはアイドルがくるなら、参加が増える、という意見に会場がどっとわきました。

これを受けて服部審議官が、「≪嵐≫を呼べればいいんですけどね~残念ながらお金が無いので・・・」と発言し会場からどっと笑いがおこりました。

消費者庁は、寄り合い所帯で、予算も少な目。皆さんそれをよくわかっていらっしゃる。('ω')

非常に盛りだくさんで、疲れましたが、面白かった1日でした。

  ↓ 警察の作った啓発用のおせんべいを売っていたので買ってみました。



包装紙は、詐欺に関するカルタになってました。


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消費者とは?

2015年02月01日 | 消費生活相談
先日仕事で、ある高校に出前授業に行きました。
対象は3年生。進路もほぼ決まり、もうすぐ社会に出ていく若者たちです。

そこで、「自分は消費者である」と思う人は手をあげて、と聞いてみました。
1~2割が手をあげず、???という顔・・・

お菓子を買ったり、漫画を買ったり、スマホでメールしたり、
商品やサービスを買って利用している人はみんな消費者なんだよ、というと
ちょっと理解するようです。

消費には契約がつきもので、契約に関していろいろなトラブルがある。

授業では、契約とは何かを説明し、若者によくあるトラブルの事例を紹介します。
お金の支払方法にはいろいろあること、『後払い』でとくに『分割払い』『リボ払い』にしたときに
困ることがないよう気を付けて!と話をします。

トラブルの相談を受けて、助言したり、あっせんしたりするのが消費生活センター。
この授業で習ったことを忘れてしまってもまあいいけど、
困ったときはとりあえず、センターに相談してね、と締めくくります。

本当は2コマ、90分~100分はほしいけれど1コマの時はポイントだけ話すしかなく、
なかなか大変です。

でも生徒たちが、わかった!と感じてくれた時はとてもうれしいし、やりがいがあります。

10年前、未成年者が消費者被害にあうことはまずなかった。
けれど、スマホの普及で、ネットの世界が子供たちに身近になり、
親にも抵抗がなくなってネットを自由に使わせることで
以前は想定もしなかった被害にあう子供が増えています。

お小遣いも、月極めでもらっていれば、お金を使えば、自分の財布の中身が減る。
使いすぎると、ほしいものがあっても、翌月のお小遣いをもらうまで我慢しないといけない。
それはとても基本的な金銭教育だったのですが、
お小遣いを月極めでもらう子供が減り、その都度親からもらっている時代です。

契約の話、お金の話、ネットの話、話したいことはいっぱいある。

市町のセンターは小中学校に、県は高校に。
消費者教育が必須になり、需要は増えそうです。
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