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自分の心を深く揺さぶってくるものがある、人がいる。それは常に具体的です。幼少期、思春期、学生、社会人と、その時の自分に大きく響きあってきたものは、丁寧に見ていくと大きくつながり、自分の中から外へ、そして歴史へと大きな流れとなり、今の思いとして成り立っている。与えられたひと時の生は、そんな心の底を流れる大切なものの上に据え直されて全うしてこそ、存るべき生のかたちなんだろうと思えます。言葉にするのは危ないことでもあり、自分の力不足もはっきりしていますが、すでに答えはそこ、ここに存るもので、それを丁寧に見つめ、改めて問い、感じ直しを続けること。そんなふうに単純、素朴で、愉しくもある日常の存りようが、全うするということなんだろうと思えます。
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