池袋のビックカメラ本店の一軒はさんで隣にヤマダ電機がOPEN!!
地方での量販実績と家電業界で唯一売り上げ1兆円を
超える規模を引っさげて首都圏進出を本格的に開始したようです。
一昨日ヤマダ電機をのぞきに行ってきましたが
店内は台数限定の叩き売り製品が一杯です。
なぜこんなことができるかというとメーカーに対して売り上げにものを言わせて
圧倒的に値段をたたいているからです。
おそらく今回の目玉品も池袋店開店記念とか言って各社に
叩き売り商品の提供を強要していると思われます。
ほかにお歳暮割引とかお中元値引きとかわけのわからない理由を
つけて徹底的なメーカーいじめをやって買いたたいているようです。
なぜ私がこんなことを知っているかといいますと
以前にいたパソコン周辺機器メーカーのときに営業のボヤキを
良く聞いていたのですよ・・・・
さすがに最近は店頭応援の悪習は少し収まってきたようですが・・・
さて一方のビックカメラですがここも実はオーナーの超ワンマン企業です。
オーナーが超ワンマンなのでコンプライアンス的にはいろいろ問題を抱えて
いるようですが・・・
こうやってみてみると家電量販業界はまだまだ体質的に古い部分が
多いようで今回の池袋量販戦争はもしかしたら共倒れになってしまうかも
しれません。・・・・
際限ない安売り合戦の果てに日本の家電メーカーも含めてどこも
儲からない負のスパイラルに入っていってしまう危険がありますね・・・
実はこの数年で日本の家電メーカーの国際競争力は目だって落ちてきており
欧米の家電量販店では一番いい場所を韓国メーカーが占め始めているそうです。
デジタル製品は製品の品質差を出しにくいので韓国メーカーの製品より
高い日本製品に価格以上の魅力が感じられなくなっていることに加え
液晶などの基幹デバイスにおける韓国メーカの技術力が急激に上がっているので
品質的にも遜色ない製品が増えてきているようです。
日本人は日本ブランドに対する盲目的な安心感が強いので
あまり海外の変化が実感できないのですがこのまま既存の製品での
国内の安売り合戦を繰り返していると世界的なシェアを急速に失ってしまう
のではないかと危惧しています。・・・・
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