耳の塞がりで耳鼻科に駆け込んだ日は、
ピカちゃんのお迎えの日だった。
4時ごろ帰宅し、
“素人判断” はすべきじゃないよなぁ、
って、
少々落ち込んだ。
先生からは、
「過度な運動を避け、家でのんびり過ごす様に」
と言われた。
ストレス厳禁なのだろう。
ふと、
先生の言葉が頭に浮かび、
ピカちゃんのお迎えをお願いできない?
夫に頼んでみた。🙏
ということになり、
夫がピカちゃんのお迎えに行った。
ピカちゃん、今日は婆ば耳が聞こえなくなって、
先生の走っちゃダメって言われたの。
ピカちゃんと帰ってくる時は、
いつも駆け足なのだ。
ふ〜んと聞いていたピカちゃん。
家に送って行く時間になると、
「今日は爺じと帰る。」
と言い出す。
ピカちゃんちまでなら大丈夫だよ。
すると、
「だって先生にじっとして居なさいって言われたんでしょう」
まぁ〜、何という気遣い。
本当は、
全然平気なのに、これも夫に頼む。
ピカちゃんの家では、
「ファミサポレポート」に認印をもらう。
えぇ〜、分かんないよ〜・・・
と、夫が尻込みする。
と、
「大丈夫!ピカちゃんがやってあげる!」
と、用紙を手にして、
「爺じ、行くよ!」
何とも頼もしいピカちゃん。
しっかりしているだけじゃなく、
気遣いのできる子だったことが分かった。