今、習い事は『折形』だけで、この1月で7年目に入った。





6年間といっても、月一のお稽古では回数から言えば少ない。
それでも月一のお稽古は楽しく、
先生方の優しさに甘え、いつまで経っても“自立”など思ってもいなかった。

コロナ禍があり、
対外的活動もないまま“温室”でぬくぬくと過ごしてきた。
一昨年に初めての展示会の手伝いをし、
昨年の展示会では、「あなた達は中堅として活躍してもらいます。」と言われた。

いつまでもヒヨッコ気分で先生の後追いをしてきたが、
急に前面に押し出された様で、戸惑った。

とは言え、展示会では先生方の手伝いきり出来ない我々だった。
ワークショップでは、我々クラスメンバーは初めてサポートに就いた。

そのワークショップに参加したお一人の方から、
自分の所でワークショップをやって欲しい、との依頼があった。
で、その場所に近いのは、私だった。

展示会のゴタゴタの中、
先生方は、「ハムモフさんなら大丈夫よ。」🙆♀️
ひよっこに毛が生えた様な生徒に任せた。
昨年の12月に、1回目のワークショップに臨んだ。
依頼者は折形の作品を先生から借りてきて、展示してあった。
その展示は、ただ作品を並べただけという状態だった。
多少の違和感はあったが、
向きの違いだけは直したが、全体の置き方などには口出しはしなかった。🤐
年が改まり、2度目のワークショップの依頼を受けた。😳
先生に相談すると、頑張ってみる様勧められた。
その後、打ち合わせに会場に行くと、作品がまだ展示してあった。
先生が何回か来て直していったと言う。
ワークショップの前々日、先生からお電話をいただいた。
どうやら、近所で折形教室を主催されている別組織の先生からクレームが出たらしい。

「講座当日にその先生が会場に出向くといているけど、大丈夫?」

クレームは、作品の展示の仕方でワークショップそのものではないらしい。
それならば知らん顔して対応するので、先生が出張って来るには及ばないと見栄を切った。

当日、作品は先生によって綺麗に飾り直されていた。

そこへかのクレーム先生と生徒さんがやってきた。
「今回はそこそこの展示になっているけど、以前はひどい飾りでした。」
「あまりの展示の仕方に、あなたの先生にクレームをつけました。」
「折形というものを粗末に扱って欲しくないです。」

私がまだ7年目だと言うと、
「よくそれで教える気になりますね。」





クレーム先生から言われたことは全て納得のいくことだった。
全てのご指摘に「ごもっとも」と、ぐうの音も出なかった。

で、その先生のご指摘に落ち込むことはなかったが、
今までの楽しいだけの習い方で、本当にいいのだろうか?と言う疑念が湧き上がってきた。
折形を知らない人達に、気軽に折りを教えていき広めたいとの思いがある。
他の先生に出会って、折形を気軽に考えてはいけないのだろうか?と思った。
数日悶々とし、思い切って私の先生に長文のラインを送った。📱
先生は私の気持ちを汲んでくれ、丁寧に先生の思いを伝えてくれた。
「ハムモフさんは今まで通り楽しんで折形を習ってください。」
「機会があったら折形を広めてください。」
その様に言ってもらえた。

12月1月とお教室は休みだった。
来週は二ヶ月ぶりのお稽古。

大いに楽しんで学んでこよう。




