本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

将棋脳。

2009-02-20 09:31:51 | 囲碁・将棋
今日は久しぶりに将棋の話などをしてみようかということだが、まず私事、これは歳のせいだろうか、私は例の「ボナンザ」に全然勝てなくなってしまった。あちゃ。一年くらい前に10勝目を上げて以来連敗が続いている。流石にまだ一千敗迄はしていないと思うが(!)通算すれば恐らく十勝数百敗という成績である。「待った」機能があればこんなことはないのだが(はあ?)卑しくも男子たるもの(ええっ?)たかがパソコンソフト風情相手に「待った」なんかしては沽券に関わるのである。てか「ボナンザ」に「待った」機能があるのかないのか、私はいまだに知らないのだ。あっちゃ。こんなことではもう一生勝てないかも知れないと思うと泣くに泣けない。敗因を私なりに分析すると、まずは注意力散漫というか、若い頃だったら絶対ひっかかることのなかった騙しの「嘘手」に簡単にひっかかってしまうようになった。敵は氏素性の悪い下品な性格で(はあ?←つまり勝負事というものは強過ぎるということは下品なことなのである。ぁそ。)で「なんだこりゃ?」と思うような変な手を知らん顔して取り澄ましてやって来るから始末が悪い。私がそれを感覚だけで見咎めて「将棋にない手だ」とか「棋理にない手だ」とかご高説を垂れても実際それにコロッと騙されて一遍に不利に陥ってしまうのだから「負け犬の遠吠え」以上ではない。将棋というのは実に恐ろしいゲームで、敵方のどんな悪手もあり得ない筈の嘘手も、それをこちらが正確に咎めることが出来なければ途端に絶妙の好手・巧手に転じてしまうのだ。かくなる上はもっと弱くて品のいい(はあ?)将棋ソフトも数千円で売っているからそれを買って来た方が精神的なゆとり・老後の安寧のためにはいいかもしんないといっつも思っている私である。とほほ。というわけで、昨日「囲碁・将棋チャンネル」で王将戦第三局の棋譜解説を見ていて感じたことだが、ちょっと後手番羽生王将の負け方がひどいというか、終局図挑戦者・深浦王位の成桂と歩で羽生さんの飛車と角が(無論王様も反対側でだが!)雪隠詰めになっているのである。同じく次の王将戦第四局での勝ちっぷりが完璧だっただけに、この敗戦図は私には印象深かった。将棋界の勢力図も私の知らないうちに大きく様変わりして、あの「強過ぎる」羽生さんも「普通の」強いおじさんになってしまったようで、親しみを感じる一方一抹の寂しさもまた禁じ得ないのだ。 . . . 本文を読む