本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

雨を見たかい?

2010-10-09 20:28:21 | 
「年間3万人」というわが国自殺者の数は、諸外国と比べて多いのか少ないのか私は寡聞にして知らないが、東京でも大阪でも「鉄道飛込み自殺」は後を絶たないらしいのである。「らしい」というのは常に善男善女の代弁者を気取っているメディアがそういった「暗い話題」からは極力回避し「情報統制」しているからである。彼らは(それが無差別であろうとなかろうと)「凶悪な殺人」は報じるが「自殺」となると「そんなことにいちいちかまっていられるかよ!」というスタンスなのである。この国で年間3万人ということは、一日に換算すると毎日80~90人は世を儚んで自ら命を絶っているということになる。「満腹」し切っている奴らには彼ら自殺者の断末魔の悲鳴など届かないのである。それで「鉄道自殺」であるがJRはしばしば「xx時xx分頃xx-xx間で人身事故が発生しましたので電車の到着が遅れています」云々のアナウンスはするが、その結果どうなったのかと言うと・・それっきりである。「xx分遅れましたことをお詫びします」と繰返すだけである。我々の知らないところでバラバラになった死体や肉片を片付けてあたかも「現場」を何事も無かったかのように洗浄してしまうのだろうが、あとは翌朝の新聞記事のフォローも何もなくて、我々は或る日突然それこそ「突如として(!)」「自殺者は年間3万人ですよ」と聞かされるのである。一方で交通事故を装った事実上の自殺も少なからずあるということで、真相は藪の中である。 . . . 本文を読む