本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

新宮・名古屋・飛騨金山(2)♪串本~那智~新宮。

2010-10-17 18:27:15 | 
チリの話題はもう用済みか、今度は「大統領の政治キャンペーンに使われた」とか「リーダーはボロ儲け」などというマイナーな記事も出始めている。それは毎度のことなので当方は関知しないが、私が注目したのはどのメディアでも「炭鉱夫」だとか「鉱夫」だとかいう言葉は一切使われず「作業員」という語彙で統一されていたことである。これは一種の「言葉狩り」で文化の圧殺に通じる蛮行である。彼らの無為無能な基準に従えば「土方では駄目だから土木作業員と言え」であり、もっと言えばめくらもおしもつんぼもいざりも知恵遅れも・・と昔から使われている言葉が皆「差別用語」としてコードに引っかかって来るのであるが、それで思い出すのは子供の頃見た洋画「フランダースの犬」の中で出て来た「溝堀り人夫」という字幕スーパーである。普段自分が使わない言葉だったので強烈な印象を受けたのである。現に「土方(どかた)」という言葉を摘んでも今度は「作業員」という言葉が「新たな差別用語」として台頭して来て「作業員風の男が・・」などという使われ方をしているではないか。「チャンコロ」「センジン」「アメ公」がそれぞれ中国人・朝鮮人・アメリカ人に対する蔑称であるから使わない方がいいことは私も認めるが、基本的に「言葉自体に罪はない」というのが私の立場である。常識外れで理不尽な言葉使いなどはいずれ自然淘汰されて行くものだからである。 . . . 本文を読む