八王子で大昔、「紅茶専門店」をやっていたマスターブログ

元がじゅマスターが頑張ってブログを書いてます。

中秋の名月

2014-09-10 10:51:00 | 北海道移住体験
元気に北海道満喫中です。

昨日は、満月の後のスーパームーンでした。残念ながら天塩町では曇っていて見ることができませんでした。でもその前日の「中秋の名月」はたっぷりと観賞いたしました。で、本日のお買い物に行くとスーパーではお月見グッツが沢山売れ残って特価販売でした。
ダンダン、自然を観賞する余裕が無くなって来たのでしょうね。

天塩町の近くに中川町と言うところがあります。9000万年前、北海道北部がほとんど海だったころの化石が沢山出る町です。
見に行ってきました。「中川町エコミュージアムセンター」に入るとドカンと大きなアンモナイトの化石が飾ってあります。(町の温泉施設にも飾ってありました)直径1センチから1メートルを超えるものまでさまざまです。あんまりありがたみが無くなって写真を撮っていませんでした。残念。
でも同じ施設にあったクビナガリュウの化石と復元模型はなかなか見ごたえがありました。


北海道はもう秋

2014-09-10 08:58:00 | 北海道移住体験
元気に北海道満喫中です。

本日はお天気も良く気温は23℃。風が吹くと少し寒いくらいでウインドブレーカーを着てお出かけしました。

北緯45度ラインを超して「サロベツ湿原センター」の見学です。広大な湿原のホンの端っこを木道に沿って散歩しました。腰が痛くて曲がっているわけではなくセルフタイマーで撮ったのでどこまで写るか分からずちいさくなってしまいました。

もちろんこの先には利尻富士が見えています。

今はもう花の季節ではないようですが何種類かの花が咲き、種を身につけた植物が冬の準備に入っていました。

この湿原も昭和の大好景気を支えていました。湿原の成分は植物相が枯れて堆積したものです。それが普通は微生物によって分解されて土壌に戻るのですがここは北の大地で気温が低く微生物の働きがスローで分解される前にもっと堆積して積み重なった場所です。そこが何メートルも重なって「泥炭」と呼ばれる層でした。

そこを浚渫船で掘り返し泥炭から(酸性が強い)土壌改良剤が大量に作られたのです。昭和の米増産期には日本中で米を作る場所が拡大していきました。その中には火山灰大地などアルカリ度が高い場所が沢山あったのでしょう。そこでは大量の土壌改良剤が消費されたのでしょう。そのために湿原の「泥炭」は掘り出され、精製して日本中に売り出されていったのでしょう。それが米政策の変更で生産調整され無理して作りにくい土地を改良してまで作る必要がなくなったので改良剤も家庭園撃フピートモス程度しか売れなくなり事業は破綻しました。

残ったのは、湿原をほじくり返した人工的な深い穴ばかり。そこを埋め戻してもとの湿原にするのは湿原の成り立ちから考えて莫大な時間がかかります。

環境省稚内自然保護官事務所で湿原を再生しようとしているようです。期待したいですね。