心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

雪の日

2016-01-20 | 日常
昨日から宣言していた



雪が降ったら電車と徒歩で

出勤するって



雪のひどい日に

出勤したことなどなかったけど



道路は予想通り

雪が積もってたのに

朝から行く気満々で



どこから出てきたと

思われるほどの

エスキモーのようなコート着て



昔農業体験の時に買った

膝下まである長靴履いて



何だかちょっと楽しい気分で

ザクザクと雪道を歩き出した



歩いている人の後について行くと

車では気がつかなかったけど

歩行者のための抜け道のような

通路というのは結構あって



驚きと興味でわくわくした



切符を買って電車を

待っている時間は



いつものラッシュで

負けないように気を張ってる

自分が憐れに思えるほど



のどかで静かで綺麗な雪が

シンシンと降り



その様子はとても幻想的で

絵画の中の一部になった気分で



電車に乗って

このまま旅に出かけたくなった



職場でも

大変だったねなんて

労われて



電車と徒歩

楽しいですよなんて

調子に乗ってたけど



仕事が終わってからの

徒歩での帰宅は

感慨など全くなく

地獄のように

ただしんどいだけで



二度と雪の日に

出勤しますなんて

宣言はしないと



心に決めたのは

言うまでもない

困った時だけ

2016-01-19 | 不思議
神様とか霊とか

そう言ったものは

全然信じてないけど



ショックなことが

あったりすると

罰が当たったのかなって考えてる



あれがいけなかったのかな

これがいけなかったのかな



そうして

楽しいことを

一つやめますから

これどうにかなりますように



一体誰に何に

お願いしてるのか



ひょっとしたら

神様を信じてて

神様に期待しちゃってるのか



どうにもならない時だけの

神頼み



願いが叶うなんて

思っていないのに



どうして困ったら

お願いしますなんて

思っちゃうんだろう



不思議な習慣



絵本の読み聞かせ会

2016-01-18 | 不思議
久しぶりの読み聞かせだった



私は子どもが笑ってくれる絵本を

選ぶようにしている



それは私が読んで

笑えると思う絵本ではなくて



子どもの笑いのツボは

時々私を困惑させる



だから子供の笑いのツボに

私の笑いのツボを合わせるように

読み方を変えてみる



子どもの目は食い入るように

絵本を見つめ



口を笑ったままの半開きにして

力を抜いている



私の声だけが

子どもたちの中に

すんなり入っていく様子は

まるで洗脳しているみたいだと思う



この読み聞かせ後の癒され感は

目的を達成した時の充実感と

似ている



絵本が好きでなかったはずだけど



最近絵本が好きだったんじゃないかと

思う時がある



悪い娘になった日

2016-01-17 | 心の片隅
小さい頃から

手のかからない

自慢の娘をやってきた



大きくなるにつれ

親の思う通りとは

少しずつ違ってきたけど

それでも親にとっては

とてもいい子で



その私が

学生も終わり頃になって

初めて問題を

家に持ち込んだ



あの人たちが

君は子供なんだから

親に話して守ってもらえって

君にはどうすることも

できないって言うから



父は怒鳴っていた

母は泣いていた



私は放心状態で

感情とは関係なく

ただ涙が流れている状態で



誰もわかってくれる人は

いないと感じていた



私が言ってほしい言葉は

誰も口にしなかった



あなたがもっとしっかりしてれば

おまえは隙だらけじゃないか



自分が悪かったんだってこと

嫌と言うほど思い知った



だけど誰か一人くらい

言ってほしかった



あなたは全然悪くないって

それぞれの今

2016-01-15 | 日常
職場でぜんざいを頂いた



鏡開きの日には

それどころではなくて

お断りしたけど

また作られたらしい



有無を言わさないような

食べてくださいに

威圧感さえ感じ

はいと素直に頂いた



お茶を入れてくれたり

掃除したりの仕事の人は

パートの女性が多いが

この職場は定年退職された

嘱託の男性で



誰かがあの人は

有名な会社の偉いさんだったと

言っていたから聞いてみたら



今はただのじじいですから

関係ないですなんて

わははっと笑われたのだけど



それを何となくもの悲しく

感じてしまったのは

気のせいだっただろうかと



家でもお料理されるんですかと

言葉を続けてみたら



まさかっと驚いた顔をされて

でもすぐ我に返ったように

笑顔で首を振られた



人それぞれ

いろんな思いの今がある



ぜんざいは少し

しょっぱい味がした

理由

2016-01-14 | 心の片隅
俺は昭和初期に

生きてたような人間や



確かにこんな若いのに

こんな古臭い人見たことない



それが第一印象だったのに

それでもなぜか

魅かれていく自分が

止められなくて



毎日遊んでひらひらしていた

私にはあまりにも新鮮すぎて



俺についてくるのは無理やなんて

彼が言うから



彼に近付くためには

ついていけるには

どうしたらいいんだろうって

考える日々が続き



そして出した答えは

自分を過酷な状況においてみようだった



何年か後に

私こんなことしてきたって

だから何でもできるからって

彼に報告したいそばにいたい



そのためなら

何でもやれる頑張れるって思った



若き日のすべてのことが

届かなかった壊れてしまった

彼への想い

まぁいいか

2016-01-13 | 日常
「まぁいいか」ってよく使う



「まぁいいか」で

すまされないことは

いっぱいあるのに



終わってしまったら

しょうがないから「まぁいいか」で

忘れようとする



ひっちゃかめっちゃかで

ああっと顔を覆いたくなるような

仕事をしてしまっても



大丈夫なんて

慰められてしまうと



あれでいいにしようの「まぁいいか」で

次に行こうとすることが多くなって



いつのまにか「まぁいいか」の

仕事しかしていないことに気付く



「まぁいいか」って思わなくてもいい仕事が

私にできるようになるのか

心配で仕方がない

苦手?

2016-01-12 | 日常
プライベートだったら

絶対仲良くできないタイプの人と

仕事で同じチームになってしまった



職場以外で会ったら

気付かなかったふりして

逃げちゃおうぐらいな



こっちが苦手だと

思っているのだから

当然その人も私のことが

苦手か嫌いなんだろう



目をじっと見て

話すくせのある私が

うっとおしいのか

さっと目を逸らされる



私が笑っていると

自分は関係ないという風に

その場を去ってしまう



それまで気にしてなかったけど

そうはいかなくなって



食らいつくように

寄っていって必死で話しかける



迷惑そうで

そっけないけど

負けずにニコニコ話してみる



そんなことを毎日続けていたら

私もその人も慣れてきたのかもしれない



目を逸らされると

照れてるのかしらとか



人を小ばかにするように

フンと笑うと思えてた態度は

かわいいなとか思えてきて



今は自然に笑いながら

話しかけられるように

なっている



もう職場以外で会っても

手を振って自分から

笑いながら寄っていける



いつのまにか

同じチームで嬉しいと

思うようになってしまっている

怒りの静め方

2016-01-11 | 日常
あんなやつ死ねばいいのに

興奮した様子で

彼女が電話してきた



またご主人のことだ

三連休だったから

やりきれない気持ちに

なったのだろう



ウォーキングしようよって

呼び出した



歩きながら彼女は

三日間の不平不満を

ぶちまけていた



彼女のご主人は

三日間寝転んだまま

スマホとテレビのリモコンを

握っていただけだったらしい



話した言葉は

「ぼくのごはんは?」

だけだったと



彼女の話を聞きながら

水色の空に冬の雲が

薄く繋がるように浮かんでいるのを

ぼんやり見ていた



彼女のご主人は

どういう気持ちで

スマホとリモコンを

握り続けていたんだろう



彼女のことだから

きっと罵ってただろうに



ご主人はきっと

意地を張ってしまってるの

だろうなと思うけど

彼女の気は収まらない



「死んじゃったらこどもだけに

なるんだから。こどもがもう一人

いたって思わないと。期待しちゃうから

怒れるんだよ。」



うーってうなってる彼女に笑いかけながら

空が綺麗だよ

また歩こうねって

言ってみた



彼女も空を見て

少しだけ笑った

月が綺麗だよ

2016-01-10 | 妄想
歳なんて気にしてない



それなのに私があなたに

近付いた理由は

同い年だったから



何でも話せる気がしたし

同い年に悪い人はいない

なんて勝手に思ってたけど



あなたは想像以上に

いい人で優しい人で



だから私は調子に乗って

言いたい放題だけど



もしかして

あなたは私に気を使って

男を感じさせないように

してくれてる?



私はあなたが男の人でも

いいって思ってる



ねえ

あなたと会えない日の夜に

空を見上げて



月が綺麗だよって

あなたに伝えたくなってるよ