パスポートが新デザイン 北斎「冨嶽三十六景」に(20/02/03)
大阪)ブルックリンのような文化発信地に 外国人拠点
大阪市浪速区の南海新今宮駅前に9月28日、外国人の就労支援と交流拠点を兼ねた新施設「YOLO BASE(ヨロベース)」が開業した。建物内のいたるところにあふれるアート作品が特徴だ。
運営会社YOLO JAPANの加地太祐(かじたいすけ)CEO(43)は大阪市出身。日雇い労働者であふれたかつての新今宮かいわいを鮮明に記憶している。「30年を経て、今度は外国人が支えていく。働く人の街としてのストーリーをつなげていきたい」
アートは、全国各地の気鋭のアーティストに呼びかけて自由に描いてもらった。「外国人が集まるここが、日本を発信する場になる」。多様な出身の人が集まり、世界的な文化の発信源となっているニューヨーク・ブルックリンのようになればとの思いがある。
併設のホテルの運営はベンチャー企業「GRApP(グラップ)」(大阪市)が担う。スタッフは20カ国約30人の外国人たちだ。同社CEOの衣笠達也さん(31)は「外国人だけで運営できることを示す場にしていきたい」と意気込む。(加戸靖史)
首都圏と日本海結ぶ新三国トンネル貫通 群馬・新潟県境
首都圏と日本海側を結ぶ新たな物流の「大動脈」として期待される、群馬・新潟県境の国道17号「新三国トンネル(仮称)」の貫通式が1日、新潟県側の坑内であった。
新トンネルは老朽化した三国トンネルに代わり、道路幅を約1・5倍に広げるなどして、大型車が通行しやすくなった。国土交通省によると、長さ約1284メートル、幅8・5メートルの上下各1車線。2017年8月に新潟県側から掘削工事が始まり、もろい地盤やわき水の多さに悩まされたという。利用開始時期は未定。