“錦織圭”に“スティーブ・ジョブズ”…ママたちが子どもに見る夢とは?
09月26日 19:00
夢を持てない子どもが増えているといわれる今、子どもの夢を育てるために、本の重要性が再認識されています。
雑誌『Como』の調査では「習い事をたくさん増やすよりも、本からたくさんのことを学んでほしい」と考えているママが増えてきていることが分かりました。
さらに3〜10才の子どもをもつママの約8割が、子どもに読ませたい本の筆頭に『偉人伝』をあげているという結果も。
いま再び『偉人伝』が注目されているのはなぜなのか?
子どもに読ませたい世界・日本の偉人ランキングから見えてきた、今どきママの本音を探ってみました!
“スティーブ・ジョブズ”が人気上位に!
時代、性別を問わず「子どもに読ませたい伝記」を聞いたところ、1位になったのは「発明王のエジソン」、2位に「ヘレン・ケラー」、3位に「マザー・テレサ」、4位に「アンネ・フランク」という結果でした。
いずれも偉人伝記では長年不動の人気を誇る人物ばかり。
そこに混じって僅差で5位になったのは、じつは「スティーブ・ジョブズ」。
「人と違うことをするのを恐れないから」というのがママから支持された理由。
「世界を変えるすごいものを作る!」と宣言して、革新的IT機器を開発し、世界中の人々を驚かせてきたスティーブ・ジョブズ。
「人と同じではなく、ちがうことを考える」発想力のすばらしさがママたちの心をとらえているようです。
「まわりから浮くのがこわい」と枠におさまるのではなく、自分の力を発揮できる強さのある子になって欲しい――。そんなママの願いがあらわれていますね。
アスリート部門上位に“錦織圭”と“澤穂希”
アスリート部門の人気ランキングもかなりの接戦でした。
1位は、現役メジャーリーガーの「イチロー選手」。圧倒的な存在感とその功績が、男の子ママからも女の子ママからも大人気でした。
じつはそこに迫る勢いで2位だったのが、女子サッカーの「澤穂希選手」。
「夢は見るものではなくかなえるもの。それを教えてくれた存在」「息子も自分の力で困難を乗り越えられる人間になってほしい」「女子サッカーを長い間牽引しつづけてきた姿に感動しました!」とママたちからも熱い意見が寄せられました。
また男の子ママからの圧倒的な支持を得て3位になったテニスの「錦織圭選手」も、世界チャンピオンの夢にむけて、1歩1歩前進を続ける姿や、自分を信じて冷静な心でプレーする姿を心の目標にするママが多いよう。
どの人物も生まれつきの才能に恵まれただけではなく、常に努力を惜しまず、立ちはだかる困難を自分の力で乗り越えてきました。
そんな生き方を知るきっかけになる偉人伝が、子育てママに再度見直されているようです。