2019ブラスエキスポ
滋賀)関西アンサンブルコンテスト 7団体が全国へ
第46回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、ひこね市文化プラザ(滋賀県彦根市)であり、小学生から社会人までの5部門に近畿2府4県の59団体が出場した。
金賞を受賞した団体のうち7団体が、関西代表として3月20日に「県立音楽堂ハーモニーホールふくい」(福井市)である全国大会に出場する。
代表に選ばれたのは、中学の部がいずれも兵庫県加古川市の中部中(木管八重奏)と浜の宮中(金管八重奏)。高校の部は兵庫の市立尼崎高(打楽器八重奏)と奈良の一条高(クラリネット四重奏)。
大学の部は大阪の関西大(打楽器六重奏)、職場・一般の部は滋賀の大津シンフォニックバンド(金管八重奏)と大阪の創価学会関西吹奏楽団(金管八重奏)が選ばれた。(新谷千布美、関宏美)
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県勢の結果は次の通り。◎は関西代表。
【小学生】銅賞=野洲吹奏楽団ジュニアバンド(サクソフォン3)
【中学校】銀賞=豊日(木管8)、立命館守山(クラリネット5)▽銅賞=県立守山(フルート3)、市立守山(木管3)
【高校】銀賞=膳所(クラリネット8)▽銅賞=比叡山(打楽器5)
【大学】銅賞=県立大(木管3)
【職場・一般】金賞=◎大津シンフォニックバンド(金管8)
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2020年1月27日 19時41分(最終更新 1月27日 22時20分)
93歳の「世界最高齢」指揮者が誕生へ 桂米團治さん企画、元教師に晴れ舞台用意
2019/11/21 10:30
「世界最高齢」という93歳の指揮者がタクトを振る。教師生活のかたわら、自ら結成した楽団を長年率いた井手章夫さん(92)=京都市左京区=。彼の指揮でベートーベン交響曲第2番を大阪交響楽団が演奏する公演が来年1月9日、京都コンサートホール(左京区)である。舞台に立つのは12年ぶりという。企画したのはクラシック通の落語家、桂米團治さん(60)。2人の不思議な縁で今回の大舞台が決まった。
「せっかくの機会を楽しみたい」。来年の元日で93歳となる井手さんは意気込みを語る。音楽への思いや来歴を振り返る語り口は、卒寿を超えているとはとても思えない。
京都市生まれの井手さんは戦時中、京都第二中(現・鳥羽高)で学び、音楽部でクラリネットや指揮を担当した。戦後の47年、京都薬学専門学校(現・京都薬科大)を卒業後、府内の中高で化学を教えた。
教師のかたわら49年に京都市内の高校生による「新制高等学校連合交響楽団」を結成。のちに、弦楽団「コンツェルティノ・ディ・キョート」も発足させ、指揮を担当した。87年に石原高(現・府立工業高)の校長として定年退職した。
交響曲第2番は、ベートーベン作品の中でもあまり演奏されない曲という。「終戦直後の物資が何もない頃に聴いた思い出の曲。青年期のベートーベンが抱えていた未来への不安や、自分の音楽を創ろうとする情熱など、彼のいろいろな面が表現されている」と井手さんは評する。
そんな井手さんと米團治さんは、実は親類だった。しかし、つい最近まで会ったことはなかったという。
それが昨年1月、親類の葬儀で会い、米團治さんが井手さんの経歴を知った。ベートーベン交響曲第2番への思いにも触れた。クラシックに詳しい米團治さんは、最高齢の現役指揮者として知られ、01年に93歳で亡くなった朝比奈隆さんに通じるものを感じたといい、ベートーベンの生誕250年と井手さんの指揮者活動70周年を記念して公演を企画した。「世界最高齢の指揮者として、第2番の魅力を紹介してほしい」と米團治さんは期待する。
井手さんが指揮するるのは2008年の記念演奏会以来。「再び舞台に立つとは夢にも思わなかった。不安もあるが楽しみ」と語る。公演では第2番以外の交響曲も演奏する。ナビゲーターを米團治さんが務める。公演は1月9日午後7時から、京都コンサートホールの小ホール。5500円。問い合わせは米朝事務所06(6365)8281(平日午前10時〜午後6時)。