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 第44回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、奈良県橿原市の県橿原文化会館で開かれた。小学生から社会人まで近畿2府4県の計60団体が出場した。

 金賞に輝いた21団体のうち、加古川市立中部中、神戸山手女子中・高、尼崎市立尼崎高、西宮市吹奏楽団(以上兵庫)、龍谷大(京都)、滋賀県立河瀬中、大津シンフォニックバンド(以上滋賀)の7団体が、関西代表として3月21日に神奈川県横須賀市のよこすか芸術劇場で開かれる全日本アンサンブルコンテストに出場する。

 ログイン前の続き県勢の結果は次の通り(数字は編成人数、◎は関西代表)。

 【小学校】金賞=平群町立平群南(金管8)

 【中学校】銀賞=天理(金管8)、香芝市立香芝西(管打8)▽銅賞=天理市立西(クラリネット5)

 【高校】銅賞=天理(フルート3)、奈良県立生駒(金管8)

 【大学】銅賞=奈良高専(管打7)

 【職場・一般】銀賞=M’s Sound Factory(トランペット5)

盛り上がり表現「うまくいった」

 初出場の平群南小は、息の合った演奏で「コラールとトッカータ」を披露した。県大会後、細かな指回しなどの練習を重ね、演奏に磨きをかけてきた。副部長の古田凜(りん)さん(6年)は「曲が盛り上がっていくところがうまくいって良かったです。金賞に選ばれてうれしいです」と話した。

団結の音出せた

 2年連続出場の香芝西中は「風の詩」(木管、金管、打楽器八重奏)を演奏。部長の久我日向子さん(2年)は「盛り上がりが頂点を迎えたところは全員でリズムを合わせて、団結した音を出すことができました」と話した。

テンポよく演奏

 天理中は「イントラーダ」をテンポ良く、生き生きと演奏し、銀賞に。まとまった音色を会場に響かせた。キャプテンの平田定道君(2年)は「みんなの音が重なりました。県大会より良い演奏ができました」と話した。

「完全燃焼です」

 M’s Sound Factoryはトランペット五重奏で「サイクロン」を演奏。息を合わせて、嵐の荒々しさを表現した。団長の島田昌登さん(46)は「やってきたことが出せました。完全燃焼です」と声をはずませた。