大阪府吉村洋文知事は21日、新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号を19日に下船した人のうち、26人が府内在住だと明らかにした。厚労省から同日、府に情報が提供された。府は独自の対応として、下船から14日間は26人の経過観察を行う。保健所が1日2回、熱や体の状況を確認する。

 吉村知事は記者団に「この14日間はリスクがゼロではない。信頼関係を築きながらやりたい」と話した。(新田哲史)