奈良)聖火リレー、東大寺でゴール 19市町村めぐる
2019年6月2日03時00分
2020年の春から夏にかけて、全都道府県をめぐる東京五輪の聖火リレーで、奈良県内のルート概要も発表された。聖火が県内を通るのは4月12、13日。奈良の歴史や自然を感じられるコースを選んだといい、19市町村を通って世界遺産・東大寺(奈良市)でゴールする。今夏にはランナーの公募もある。
東京2020組織委員会によると、聖火リレーは20年3月26日から7月24日まで全国で続き、各日、午前10時~午後8時に開催。奈良は和歌山から聖火を引き継ぎ、大阪へ渡す。2日間に160~180人のランナーが走る。
県スポーツ振興課によると、1日目は五條市でランナーがスタート。飛鳥京跡(明日香村)や藤原京跡(橿原市)、唐古・鍵遺跡(田原本町)などを経由して県立橿原公苑陸上競技場(橿原市)でゴールする。
2日目は県営馬見丘陵公園(広陵町・河合町)から出発し、世界遺産・法隆寺のある斑鳩町、平城宮跡と奈良公園(いずれも奈良市)などを経て東大寺大仏殿でゴールする。
両日ともゴール地点では、五輪開催を盛り上げるセレブレーション(祝典)を予定。到着したランナーが聖火皿に火を移して1日を終える。
ルート選定は「県内各地の魅力を発信できるルート」を目指し、18年夏から進めてきた。古代からの歴史や世界遺産、自然の豊かさなど「奈良らしさ」を意識し、聖火リレー県実行委員会が県案をまとめ、組織委で認められた。県実行委は今後、どの道路を走るかなど細かい内容を詰め、19年中には確定する。
ランナー160~180人は公募などで決まる。奈良にゆかりがあり、20年4月時点で中学生以上の人が対象。40人ほどを県実行委が7月1日~8月31日に公募する。残りはスポンサーや組織委が選ぶという。
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ルート概要は次の通り。
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