宮内庁によると、東日本大震災の発生から9年を迎えた11日、天皇、皇后両陛下はお住まいの赤坂御所で、長女の敬宮(としのみや)愛子さまとともに黙祷(もくとう)された。

 天皇陛下は2月の60歳の誕生日を前にした会見でも東日本大震災にご言及。「各地に甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛みます」と述べた上で「被災者に寄り添い、被災地に長く心を寄せていきたい」と誓われていた。

 上皇ご夫妻も11日、お住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所で、発生時刻の午後2時46分に合わせて黙祷されたという。