こんばんは。
<気になる材料>
- 1/19(水)MX:WORLD MARKETZ 近藤さん。
…そもそも、日本株は自力で上昇してきたわけじゃない。米マーケット上昇につられて日本も上昇していただけの”他力本願マーケット”。
”自力のエンジン”を持っていない日本市場(中国への部品納入が主要国力)。糸が切れても当然(日銀の支えも無くなったし)。
…”自力飛行”できない日本株を、外国人が欲しいと思うか。
「流動性の高い(すぐに捨てられてしまう)」「ヘッジな存在」なだけの日本株を。
…米は新年度入り(1月が新年度開始)で、新しいポートフォリオの編集中な今。
今の荒れ相場は、3月FOMCに向けて「金利⇑・ナス⇓」のコンセンサスで動いているだけ、と近藤さん。
…「3月FOMCまでにテーパー終了&利上げ」はほぼ確定済みのマーケット。
→∴米債券のデュレーション(保有期間)の短期化が顕著な今。
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- 株のウェイトを落として、米国債を買っている今
- 「10年債を売って2年債を買う」(も、昨夜NYは『10年債を買って2年債を売る』が主流だった)
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…「1/25.26のFOMCまでに動いてしまおう」と考えているファンドマネージャーが多い今の米マーケット(本当は1/25に始まるFOMCまでにリスクニュートラルにして、終わらせていないといけないのだが)。今週、特に強く出ている。
→1/25.26のFOMCでパウエルが「強い発言」をすれば(利上げとかQT強気とか)、間違いなく自分の首が飛ぶので。
&今週(金)は米クアドラプルウィッチング。
&1/18.19は過去則でも「下げの特異日」。
…1月FOMC:おそらく利上げは無いと見ているマーケット。
→も、「3月FOMCでもFRBは利上げをやりにくい、と私は見ている」と近藤さん。「やっても25bpsに抑えたいはず」とも。(マーケットは⇑50bpsと見ている)
…「インフレは一時的」からの、去年9月には「インフレは長期化」と、急にインフレ退治タカ派に翻ったパウエル議長。
1月FOMCで「もっと利上げしなければいけない」的なことを発言すれば、マーケットは「政策が後手に回った」となる。
→「今まで緩すぎた」事を認めることになってしまうパウエル(原油⇑・地政学もあるが)。
→∴それは、メインストリートを殺してしまうことになるので。(『後手後手になってしまったが故の利上げ&QT』となるのが怖いので)
…BS(バランスシート)の
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- 資産:米国債
- 負債:MBS(モーゲージ債←住宅ローン債権)・社債・CP(償還が1年未満の社債)
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→「FRBは、負債の方を”自然減”(満期を迎えての消滅)を狙って動く(∴売りには出さない)」と先週に仰っていた近藤さんでしたが、昨日は一転「積極的に消滅へと動いている」と読みを方向転換していました。(→∴売りに出す。既にBR(iシェアーズ)が住宅公社のMBSのETFを日本でも売りに出してる)
→連銀総裁ら2人の発言に加えて「QTは近付いている・償還期間を短くしていく・米国債のみのBSにしていく」etc. の発言がある。
→なぜか?
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- 下記②etc. 短期金利だけではなく、住宅金利や長期金利も上げていかないと、インフレは退治できないので(=イールドが立たないので)。
- BSが過去最大の約9兆に到達し(GDPの約4割に相当)、去年12月末にFedウォラー理事が「GDPの20%が適切」と発言している経緯アリ。
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→BSは縮小できないし、買いオペを続けるとMBSとかのデュレーション(期間)も伸びてしまうし。
→「『①MBSの償還期間を短くして、②(MBSの買いオペ割合を減らし)国債買いを増やしていく』というアドバルーンを、1月or3月FOMCで上げてくると見ている」と近藤さん。
→∴マーケットがよく使うFRBパウエルの隠語「お釈迦様の掌」が無くなる・支えが無くなる、と見られる。「根拠を探し出してくる」的なことも言っている。
※その”根拠”を探し出した時が、ホリコさんの言う”ある時点”か。
よろしくお願いいたします。