おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 市場予想より低く出る最近の米経済指標。も、中後住宅販売は前年比⇑15.8%(供給不足による価格上昇が因での、前月比では⇓8.6%)。インフレ度を表すGOLD・金利・シルバーは落ち着いた動きの昨夜NY。
…「平和の最終駅となる」と言われている今日のスイス・ジュネーブでの米ロシア外相会談。→も、ロシアTVのニュース冒頭では「ロシア国内旅行が人気」。
上海CCTVの冒頭では、強面報道官が「中国は米の言う台湾侵攻の意図はない」「米は台湾の独立勢力を刺激しないでほしい」と。&「中国国民も”2つの中国”を望んでいない」とも流されていました。
「ロシアのウクライナ侵攻の可能性が高まっている」との昨日のバイデン発言。ロシアを煽りまくっていますが。
ロシアも中国も、米との対立(軍事対立)を避けようとする姿勢を示しているのに、米だけが挑発的な今の関係。(ロシアは米に友好姿勢をアピールしている)
天然ガスをロシアに依存しているEUは、米には同調できない状況。今日のジュネーブでの米ロ外相会談では、ロ外相は「ロシアの安全を保障・ウクライナのNATO加盟否定」を求めています。
スイス・ジュネーブでの今夜の米ロ外相会談を前に、米ブリンケン国務長官は独のベアボック外相と会談。会談後ブリンケンは「ロシアとドイツのガスパイプライン・ノルドストリーム2の計画を停止することも辞さない」と、独と共にロシアを牽制(米に屈した独)。「進行した場合には”大規模な制裁”」ともブリンケン(独首相とも会談した)。独、色々大丈夫か。
…びっくりしたニュースは↓↓
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- ウクライナ大統領がバイデン発言に反発。バイデンの「ロシアによるウクライナへの小規模な進行」に対し、「小規模な進行など無い」と(ロイター)。
ホワイトハウス高官「”小規模進行”とは、ロシアのサイバー攻撃を示しただけ」と後に釈明した。も、「信じられない発言」としてバイデンの失言に注目が集まっています。
ロシア軍基地に囲まれているウクライナ共和国ですが。焚きつけたバイデンが「ロシアは無関係だ」と出てくる可能性もある、と日経FT(コモ価格に注意)。
→ロシアへの”$取引停止”の制裁を課しても、ロシアのコモ決済はユーロ建てが多いので、さほどダメージは無いとも見ている、と。
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- オーストラリア:ABCニュース。トンガ噴火の津波で過去最悪の海洋汚染となってしまったビーチetc. が、「日本が津波情報を出さなかったせいだ。日本を訴える」的な主張をしている、と。
…ブルームバーグ記事で「米年金基金、将来の払い出しに備えた資金の充足度がほぼ100%に到達」と。
→∴リスク回避で莫大な資金が米国債に流入する可能性、とも(米国債買いへのシフトを匂わせているイエレン財務長官だし)。
…「米30年固定住宅ローン金利(平均)は、直近で3.56%(前回3.45%)。2020年3月以来の高水準(4週連続での前週比上昇)」に対し、
昨日の「中国LPR1年物(最優遇貸出金利)を、2ヵ月連続への利下げへと」。→3.7%とした(前回の0.5%よりも拡大した)。住宅ローンの目安となる5年物LPRも前回は利下げを見送ったが、今回は利下げへと(=住宅ローン金利が下がる)。
中国当局は今まで恒大対応には厳しかったも、今回の金融緩和策は”恒大救済”とも受け止められています(∴政権内争いで習が勝ったのだろうか?)。
利下げにより、昨日の香港ハンセンは上昇。オミクロンでの工場稼働停止増や、地方政府の不動産収入への依存による現在の火の車状態を、「中央が動き始めた」と見ているマーケット。
…今朝の日経FTでは「半導体株の変調」を分析していました。中国が国産半導体へとシフトしている事、電子部品在庫過多な今(野村)、利が乗ってる銘柄にシフトしているだけ。戻る、と。
…今朝のモーサテ:三菱UFJモルガンスタンレー証券・植野さん。
「人民元、$円が今と同じ水準なら19円台もある」と仰っていました。
人民元の昨今の動向。去年:経済鈍化、金融緩和策にも関わらず元高へ。
→貿易黒字が過去最高だったことや、国有企業がベンチマークに加わったことなどから、昨年世界最強通貨(一番儲かる通貨)になった。
→それまでは通貨に介入(整備)していた当局だが、「ナチュラルな動きを優先」に政策変更(昨夏)。
→∴元高が自然に進んだ(もう手直しはしないと見られている)。
→国有企業の$建て社債の償還による中国側のメリット大なので、元高は放置すると見られている。
よろしくお願いいたします。