暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#381

2022-01-21 22:33:16 | 日記

こんばんは。


<気になる材料>

  • 394日間・200日線にタッチしていないSP500。今夜NYはクアドラプルウィッチなので、タッチするかどうかに大注目の今夜NY。要警戒。

…昨日のNY。

        • 10年物BEI:2.4453(↓0.018・↓0.7%)
        • 10年物Tips(物価連動債)入札:投資家が実質金利の上昇加速に備えていることを示す結果に。(実質金利上昇→マーケットは下落方向)
            1. 応札倍率は2020年7月以来最低となった(2020年7月は、BRが買い積み増ししていたHY債を売り抜けた前後の時期。皆が国債<HY債を買っていた)
            2. 2.6bpsによるオークションだった(2020年7月以来の低水準)
            3. 間接落札では2021年5月以来の最低水準だった。
            4. 米10年実質金利はマイナス0.5%に近付いている(上昇中)。要注意。→更にマイナス0.4%方向に高進していくと見られている。

→∴「BEI(期待インフレ率)低下と実質金利上昇」を見込む向きの増加を示唆(も、イエレン財務長官は『インフレは、私を含め殆どのエコノミストの想定を上回った』と)

  • マネーパートナーズ・武市さん。(1/21MX.ストックボイスPM14:15) 

…今の米マーケット下落:「FRBの利上げ観測」というリスクセンチメントで。

        • 「利上げ回数は6~7回」を織り込み中。
        • 「QT4~6月にもある」というマーケットの先走り。

…今の米10年債金利低下:1.9%をつけた達成感での低下。

→も、「再び戻ってくる」と武市さん。

…米10年債金利低下での円高 vs リスクセンチメントでの米$売りな今。

→どこまでFRBは介入できるか(難しいと見ているマーケット)

          1. 「インフレ」と言っているのに良くない経済指標。(『かなり悪化している』と)
          2. 平均時給が⇑(市場予想も⇑)
          3. コモディティだけ⇑(特に原油)

…1月FOMC。

        1. 「not 6~7回」で、リスクセンチメントは⇓となる。=$買いへ。
        2. 「6~7回の利上げ」「QT(BS縮小)」を地ならししたなら、一段の⇓と見ている。

よろしくお願いいたします。


株価予想日記#380

2022-01-21 08:52:06 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 市場予想より低く出る最近の米経済指標。も、中後住宅販売は前年比⇑15.8%(供給不足による価格上昇が因での、前月比では⇓8.6%)。インフレ度を表すGOLD・金利・シルバーは落ち着いた動きの昨夜NY。

…「平和の最終駅となる」と言われている今日のスイス・ジュネーブでの米ロシア外相会談。→も、ロシアTVのニュース冒頭では「ロシア国内旅行が人気」。

上海CCTVの冒頭では、強面報道官が「中国は米の言う台湾侵攻の意図はない」「米は台湾の独立勢力を刺激しないでほしい」と。&「中国国民も”2つの中国”を望んでいない」とも流されていました。

「ロシアのウクライナ侵攻の可能性が高まっている」との昨日のバイデン発言。ロシアを煽りまくっていますが。

ロシアも中国も、米との対立(軍事対立)を避けようとする姿勢を示しているのに、米だけが挑発的な今の関係。(ロシアは米に友好姿勢をアピールしている)

天然ガスをロシアに依存しているEUは、米には同調できない状況。今日のジュネーブでの米ロ外相会談では、ロ外相は「ロシアの安全を保障・ウクライナのNATO加盟否定」を求めています。

スイス・ジュネーブでの今夜の米ロ外相会談を前に、米ブリンケン国務長官は独のベアボック外相と会談。会談後ブリンケンは「ロシアとドイツのガスパイプライン・ノルドストリーム2の計画を停止することも辞さない」と、独と共にロシアを牽制(米に屈した独)。「進行した場合には”大規模な制裁”」ともブリンケン(独首相とも会談した)。独、色々大丈夫か。

…びっくりしたニュースは↓↓

        • ウクライナ大統領がバイデン発言に反発。バイデンの「ロシアによるウクライナへの小規模な進行」に対し、「小規模な進行など無い」と(ロイター)

ホワイトハウス高官「”小規模進行”とは、ロシアのサイバー攻撃を示しただけ」と後に釈明した。も、「信じられない発言」としてバイデンの失言に注目が集まっています。

ロシア軍基地に囲まれているウクライナ共和国ですが。焚きつけたバイデンが「ロシアは無関係だ」と出てくる可能性もある、と日経FT(コモ価格に注意)

→ロシアへの”$取引停止”の制裁を課しても、ロシアのコモ決済はユーロ建てが多いので、さほどダメージは無いとも見ている、と。

        • オーストラリア:ABCニュース。トンガ噴火の津波で過去最悪の海洋汚染となってしまったビーチetc. が、「日本が津波情報を出さなかったせいだ。日本を訴える」的な主張をしている、と。

…ブルームバーグ記事で「米年金基金、将来の払い出しに備えた資金の充足度がほぼ100%に到達」と。

→∴リスク回避で莫大な資金が米国債に流入する可能性、とも(米国債買いへのシフトを匂わせているイエレン財務長官だし)

…「米30年固定住宅ローン金利(平均)は、直近で3.56%(前回3.45%)。2020年3月以来の高水準(4週連続での前週比上昇)」に対し、

昨日の「中国LPR1年物(最優遇貸出金利)を、2ヵ月連続への利下げへと」。→3.7%とした(前回の0.5%よりも拡大した)。住宅ローンの目安となる5年物LPRも前回は利下げを見送ったが、今回は利下げへと(=住宅ローン金利が下がる)

中国当局は今まで恒大対応には厳しかったも、今回の金融緩和策は”恒大救済”とも受け止められています(∴政権内争いで習が勝ったのだろうか?)。

利下げにより、昨日の香港ハンセンは上昇。オミクロンでの工場稼働停止増や、地方政府の不動産収入への依存による現在の火の車状態を、「中央が動き始めた」と見ているマーケット。

…今朝の日経FTでは「半導体株の変調」を分析していました。中国が国産半導体へとシフトしている事、電子部品在庫過多な今(野村)、利が乗ってる銘柄にシフトしているだけ。戻る、と。

…今朝のモーサテ:三菱UFJモルガンスタンレー証券・植野さん。

「人民元、$円が今と同じ水準なら19円台もある」と仰っていました。

人民元の昨今の動向。去年:経済鈍化、金融緩和策にも関わらず元高へ。

→貿易黒字が過去最高だったことや、国有企業がベンチマークに加わったことなどから、昨年世界最強通貨(一番儲かる通貨)になった。

→それまでは通貨に介入(整備)していた当局だが、「ナチュラルな動きを優先」に政策変更(昨夏)

→∴元高が自然に進んだ(もう手直しはしないと見られている)

→国有企業の$建て社債の償還による中国側のメリット大なので、元高は放置すると見られている。


よろしくお願いいたします。