聖なる書物を読んで

現役JW29年目

エホバと共に働く

2018-10-26 | ものみの塔
今週末のものみの塔研究記事。

この記事の主題は「組織の為に働く」が正解です。神と共に働きたいと思う人には、全く役に立たない記事です。

まぁ読んでもいいかな、と思ったのは2節ぐらいかな。

ただ2節の質問に、エホバのために何ができるかを考える際、自分と他の人を比較すべきでないのはなぜですか、とあって、本文にはガラテア6:4「各人は自分の業がどんなものかを吟味すべきです。そうすれば、他の人と比べてではなく、ただ自分自身に関して歓喜する理由を持つことになるでしょう」が引用されてるんだけど・・・この聖句、好きな聖句(自分、出来ないことだらけだけど、自分的に喜べてればいいやと思って)だったんだけど、新世界訳の訳し方だと、伝わる意味がやっぱり間違ってるんだよね。他の聖書を調べてみて分かった。

「ひとりびとり、自分の行いを検討してみるがよい。そうすれば、自分だけには誇ることができても、ほかの人には誇れなくなるであろう」
「一人一人、自分のすることをしらべてみよ。するとその時、誇る理由は自分自身にだけあって、(決して)他人に(比較して誇るべきで)ない(ことに気づく)であろう」
「めいめい自らの行ないをしらべてください。そうすれば他人に対してではなくて、もっぱら自らに対して(恩恵の)誇りを持ちえましょう」
「各自で、自分の行いを吟味してみなさい。そうすれば、自分に対してだけは誇れるとしても、他人に対しては誇ることができないでしょう」
「おのおの自分の行ないをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、ほかの人に対して誇れることはないでしょう」

確かに文脈を良く読んでみると、他の人の誤ちを見て自分を(大した者でもないのに)誇るのは間違いだよ、自分を吟味すれば他人に誇れることなんてないよ、みんなそれぞれ重荷を負ってるんだから互いに負い合おうよ、そうすることで(律法の重荷じゃなくて)キリストの律法(愛)を全うしようよ、そうやって自分の荷を負おうよ、ってことですよね。
新世界訳を読んでると、「互いの重荷」と「自分の荷」がなんなのかよく分からなかったけど、他の聖書を読んでみるとよく分かる。

この組織の聖書の学び方って、聖句が独り歩き(組織に都合の良い方向へ)してしまうような学び方なんだよなぁ。文脈を無視してその聖句だけを取り出すから。
新世界訳じゃない聖書で学び直さないとだめかもしれないなぁ・・・たいへんだぁ。