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開通まであと2年、すさみ串本道路の工事状況(後)

前編はこちら

和歌山県南部を担当する近畿地方整備局紀南国道事務所の公式サイトには、すさみ串本道路の詳細を紹介するページがあり、各所の進捗状況がほぼ月いちで更新されています。

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/road/tsukuru/susami/

このブログを書いている時点で最新の令和5年1月現在の事業状況によれば、工事未着手のトンネルはすさみ南ICすぐ東側の江住第一トンネルのみ(前編で紹介した通り設計変更があったため)で、他にまとまった未着手区間は串本町安指地内の切り通し部分くらいです。前編の3.で紹介した熊谷川第二橋を上空から撮影した写真(②)もあります。

写真⑦(二色川橋)を国道42号から遠望した様子。鉄骨を組んで製作した工事用のお立ち台の壮大さがわかります。

さて、終点の串本ICは、2021年7月26日に高台に移転した串本町役場の隣接地に設置予定で、既に基盤部分は役場庁舎と同時に完成済みです。役場付近のGoogleMapの航空写真で、役場の北側に見える広大な造成途上の土地が串本IC予定地で、役場へのアプローチ道路が串本ICのアクセス道路も兼ねることになりますが、このブログを書いている時点ではストリートビューはまだ存在しません。

役場と隣接地にある串本町立病院を連絡する道路上から、IC予定地方向を望む。右の道路標識は、最終的に「直進すると串本IC」に書き換えられます。

役場の駐車場の先には大看板があります。「一般車直進禁止」の先が串本ICになりますが、現在すさみ串本道路関連の工事はお休み中です。

看板のアップ。

2023年度の予算で、串本ICの部分の工事は本格的に始まるでしょうか?

役場庁舎内に、外に設置されているのと同じ看板の小型版が掲示されていました。その横には、ターキッシュエアラインズの航空機の模型やトルコ陶器が展示されています・・・串本町とトルコは切っても切れない関係にあるため

近くには、3日前にトルコ南東部を襲った巨大地震災害への義援金の募金箱が設置されていました。駐日トルコ大使館経由で現地に送られます。

一方、役場の西側の低地では、向こうの高台からやってくるすさみ串本道路の橋脚の基礎工事が進められていました。

(おわり)

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