2024/2/6付ブログ記事「新名神・高槻市内の2024/2/4時点の工事状況(後)」の続きです。
枚方市内の新名神高速道路は、西側およそ4分の3がシールド工法で建設される「枚方トンネル」となっており、枚方トンネルを出ると掘割から一気に高架橋に駆け上がって京阪電鉄本線や府道京都守口線を越え、淀川を渡ります。
枚方市内地上部の新名神建設現場のGoogle航空写真はこちら
ということで、枚方トンネル西口をスタート地点として、工事現場をつかず離れずの状態で淀川に向かうこととしました。
梶原東→JR高槻駅→京阪枚方市駅とバスを乗り継ぎ、枚方トンネルの西口近くのバス停で降りました。西側にしばらく歩くと、工事現場の柵が見えてきました。
工事現場のゲート。住宅地の中で通行人の目に触れることが多いからか、工事看板には、現在施工中の工事の終了予定日である「令和6年6月3日」が開通時期とは異なる旨の注記があります。
工事現場を横断する道路(路線バスも通ります)の仮移設部分から、淀川方向を望む。この部分は掘割構造ですが、彼方に骨格が完成済みの高架橋が見えます。
反対側は枚方トンネルの坑口付近ですが、掘割施工の真っ最中で、坑口は見当たりません。2024/2/5付ブログ記事で紹介した連絡調整会議の資料にあるとおり、枚方トンネルを掘削する巨大シールドマシンは東口側からスタートし、片側を掘削し終わって西口に到達するとこの付近でUターンしてもう片側の掘削に入るわけですが、川の近くで家屋が連なっている地域なので「狭小ヤードでの国内最大級のシールドマシンの回転作業等に時間を要します」とのこと。したがって、ここに坑口が出現するのはまだ先です・・・そもそもシールドマシン自体がまだ発進していないわけですが
仮設道路部分の様子。
坂の上の船橋川(天井川)から工事現場を見下ろした様子。
船橋川沿いの遊歩道には白い工事柵が延々と連なっていますが、殺風景なので完成イメージ図が掲示されています。
こちらは、土木工事着手前に実施された土質・地質調査の地元向け説明資料のようです。
白い工事柵はようやく尽きました。「未来につなぐ信頼の道 新名神」の看板は、土木工事着手前に設置されたものでしょう。
(つづく)