関連ブログ・・・2022/1/6付「僅か5年で引退した九州のユニークなデザインの大型電気バス」
2022年9月26日付の南日本新聞に、この早期リタイアした電気バスを主役にした記事が掲載されました。
https://373news.com/_news/storyid/163414/
故障が頻発し、予定した稼働日のうち約7割しか運行できず、2014年春の就役から僅か5年で路線バスとしての運行を終了しました。
引退後は「非常用電源&イベントの客寄せパンダ」として保管されたものの、出番はほぼなく、一方で年間の維持費が約180万円かかることから、ついに2022年6月に処分されてしまいました。充電設備も撤去済で、後継となる電気バスの導入は当面なさそうです。
同じタイミングで導入したものの、サイレント引退で完全に黒歴史扱い(上記ブログ参照)の北九州市営バスと比べ、情報が出てくるだけ良しとしましょう。
さて、この記事では「バスが韓国ヒュンダイ製であること」には全く触れていません。外国製のバスはやはり故障時の対応レベルが国産車より一般に低く、運行できない期間が相対的に長くなるきらいがあり、このことも早期リタイアの一因になったのかもしれませんね。
ちなみに、鹿児島県を代表する企業グループで、鹿児島県最大のバス保有台数を誇る鹿児島交通も属するいわさきグループは、そのヒュンダイのバスの九州地区における独占販売権を持っているそうです。もっとも、コロナ禍の2020年度には1台も売れなかったそうですが。