2024/8のお盆休みに、都市計画道路豊中岸部線の吹田市内の状況(未開通区間・開通区間とも)を一通り見てきましたので、順次こちらで報告していきます。
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1.千里山地区の未開通区間(阪急千里線以西)
関連ブログ記事・・・2024/7/19付「都市計画道路豊中岸部線のもう1つの未開通区間(千里山地区)について」
付近のGoogleMap航空写真はこちら (2024/8/中旬時点では実際と大きく乖離しています)
豊中岸部線整備も含まれる吹田市佐井寺西土地区画整理事業の全体説明資料はこちら
4車線の大阪府道121号吹田箕面線<愛称:千里さくら通り>との接続点付近の様子。上記全体説明資料によれば、最終的には豊中岸部線側が直線となり、現在商業施設の駐車場になっている部分にT字路が設けられて南千里駅方面からの道路が突き当たる計画になっていますが、まずはもともと竹藪になっていた豊中岸部線のルートに近い部分を切り開いて工事用道路を築造する真っ最中です。
千里さくら通り沿いの擁壁に、工事に関連した看板類が並べて設置されています。
土地区画整理事業の完成イメージ図。
直近の作業場所に関する掲示。工事用道路の築造場所は「阪急千里線以西の作業場所として青く塗られている部分」と「東側の黄色のライン部分」で、いずれも一部豊中岸部線の計画ルートを利用しています。
南千里第2コーポラスの南側の市道千里山西2号線を通り、階段を上って歩行者専用の市道に入り、尾谷跨線橋で阪急千里線の東側に入ることにします。千里山西2号線のうち阪急千里線寄りの南側部分は完全に工事現場と化しています。
そして、尾谷跨線橋前後の区間は、2024年秋には通行止めになる(道路として廃止になる)予定とのこと。現在ここを通っている歩行者は大迂回を強いられます(アプローチ部分が階段なので自転車利用者には影響なし)。
佐井寺千里山西1号線の下をくぐる道が封鎖されています。この道は線路沿いにあった8階建ての集合住宅に通じていましたが、豊中岸部線のルートと重なるため立ち退きとなり、すでに解体済みです(2022/4時点のストリートビューには姿あり)。
階段の途中から建設中の工事用道路を望む。開削したばかりの斜面がブルーシートで覆い尽くされています。豊中岸部線はもっと真っすぐなルートを取る予定で、東側に見える駐車場は最終的になくなります。そして、道路が廃止になるので2024年末には同じアングルから工事風景を望むのは困難になります(以降の写真に共通)。
先の集合住宅の撤去跡。このあたりに、豊中岸部線が阪急千里線をくぐるトンネルが設置されるようです。
線路の向こう側でも造成工事が進められています(主に大阪学院大学グラウンド跡地)。
佐井寺千里山西1号線は本来は南側の丘に通じていましたが、造成工事の邪魔になるため2024/5/14に廃止済みです。
https://www.city.suita.osaka.jp/sangyo/1017979/1020322/1018148/1026398.html
上記URLには、佐井寺千里山西1号線全体の代替となる新たなルートの計画図としての「都市計画道路豊中岸部線と阪急電鉄千里線の立体交差部付近における工事前後のイメージ図」が掲載されており、非常に有益な情報となっています。
2024年秋頃に役目を終える尾谷跨線橋。阪急千里線が南千里まで延伸開業した1963年に建設されたものです。
(つづく)