関連ブログ記事・・・2023/12/20付「箕面の観光周遊バスは、車椅子対応のマイクロバスを使用」
この「箕面滝道ワンウェイ観光周遊バス」ですが、2024年度も紅葉・初詣時期を除く(注)通年の土日祝に実証運行されています。夏休み期間は毎日運行されました。
https://www.city.minoh.lg.jp/eigyou/houdou/240418_houdou_syuyubus.html
https://www.city.minoh.lg.jp/eigyou/kankou/documents/r6_bus_chirashi.pdf
2023年度との大きな違いは、
1.箕面大滝~勝尾寺間の便数を増やす一方、阪急箕面駅~箕面大滝間の便数を減らしたこと
2.1区間乗車運賃を500円から700円に値上げしたこと (一日乗り放題乗車券は2000円で据え置き)
です。
箕面市の公式サイト内において2024年度の実証運行の関係者向け説明資料が公開されていますが、
https://www.city.minoh.lg.jp/koutuu/kasseikakyougikai_files/kyogikai/documents/sankou05-57.pdf
1.の理由は、阪急バスが箕面萱野駅と勝尾寺を往復するバスを新設するため、市では箕面大滝(大日駐車場)と勝尾寺間の運行を強化し、2 カ所の観光地を効率的に回りたいニーズに対応するためとのことです。北大阪急行が2024年春に箕面萱野駅まで延伸開業したことにより、既存の「阪急北千里駅・千里中央駅~勝尾寺~北摂霊園」の路線バスに加え(こちらも箕面萱野駅に乗り入れ)、これまで紅葉・初詣時期のみ臨時運行していた勝尾寺シャトル便を年箕面萱野駅発着で毎日運行を開始したため、目的地が勝尾寺のみの利用<主に外国人客>はこちらに任せるということなんでしょう。シャトル便の運賃は従来便と同じ400円で、当初は平日2往復・土休日4往復でしたが、2024/9/1からはそれぞれ倍の平日4往復・土休日8往復に増便されています。
2.の理由は書かれていませんが、運行コストに見合った額への引き上げなんでしょうね。
また、上記資料では使用車両は「車イス 2 台搭載可能な小型バス(正席 14 席、補助席 7 席、車イス席 計 23 席)」とあり、2023年度の運行で使用されていた車両と同スペックです。一般的なマイクロバスでないのはバリアフリー対応を超重視したものと思われますが、2024年度の運行チラシでもこのことはアピールされていません。また、4~6月の運行事業者は2023年度と同じ「株式会社日本旅行・西日本 JR バスサービス株式会社」で、7 月以降の運行事業者は入札を実施予定とありますが、この手の車両を保有するバス事業者はレアであり、実際には7月以降も同じ体制と思われます。
(注)箕面市からのリリース文には、紅葉・初詣時期には民間ツアーバスが運行される予定とあります。当ブログで過去に取り上げている通り、2022年紅葉時期・2023年の初詣と紅葉時期には旅行商品としてのシャトルバスが運行されています(2022/11/12付ブログ記事、2022/12/30付ブログ記事、2023/10/31付ブログ記事参照)