関連ブログ・・・2022/2/20付「渡島半島西岸の国道の大規模な土砂崩れ→当分は迂回路を通行へ」、2022/5/26付「 続:渡島半島西岸の国道の大規模な土砂崩れ→当分は迂回路を通行へ」
発生から1年が経過した節目で、北海道建設新聞のサイトに特集記事が掲載されています。
6/9付 閉ざされた大動脈 乙部町229号岩盤崩落から1年(上)地域経済の深刻な打撃
6/10付 閉ざされた大動脈 乙部町229号岩盤崩落から1年(中)応急短絡路整備に全力
5/26付ブログで紹介した「応急復旧路」(北海道開発局や乙部町のサイトなどで紹介されている迂回路とは別)に関する詳しい内容もあります。
・使われていなかった町道を整備
・建設に携わった建設会社2社は、「何としても2021年度内に完成させる」という目標の下、21年9月中旬から22年3月末までという短い工期を設定し、両社とも3交代勤務による24時間体制を敷いて昼夜を問わず施工し、計画通り完成させた
・通行時間短縮に大きく寄与しているが、急カーブが多く勾配も激しいことから、冬季の利用には不安が残る
・大型車両は通れないことから、地元産のスケトウダラなど水産物運搬には使えない
念のために乙部町役場にも聞いてみましたが、
・応急短絡路は地域住民以外の車を完全排除しているわけではない
・道路状況を踏まえ、路線バスを応急短絡路経由にする予定は現時点ではない(警察との協議の結果)
・ここを迂回国道扱いとしているGoogleMapについては、グーグル社に修正を依頼中
とのことでした。
代替となるトンネルは2022年度予算で通常よりも多額の2億7000万円が配分されましたが、難工事が予想され、乙部~熊石間を元通りに通行できるようになるのはまだまだ先ですね。