「東北運輸局報」令和5年11月1日号によれば、岩手県交通は以下の路線を2024/3/31限りで廃止する予定とのことです。
・一関花泉線(竹山~一関市役所前~一関駅前~金沢~花泉~涌津下町)
・水沢金ヶ崎線(県南免許センター~金ケ崎高校~奥州市役所前~水沢駅通り~胆沢病院)
・北上金ヶ崎線(北上済生会病院~北上駅前~北上市役所前~相去~赤鳥居前~金ケ崎役場)
https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/content/000305743.pdf
該当路線が掲載された路線図はこちら 一関管内 胆江管内 北上管内
いずれの路線も、並行するJR東北本線を補完する位置づけとしてかつては多くの本数が運行されていましたが、現時点では一関花泉線が平日のみ4往復、水沢金ヶ崎線と北上金ヶ崎線が平日数往復・土日祝3往復のみの運行となっており、利用が少なく赤字な上に乗務員不足も手伝い、廃止すべく東北運輸局に申請したものです。廃止が認められれば、金ケ崎町からは一般の路線バスが消滅します。
今後は沿線自治体からの意見の聴取などを行い、最終的に廃止するかどうかが決まっていくわけです。廃止が避けられないということであれば、沿線自治体が何らかの代替手段(コミュニティバスとかデマンド交通とか)を確保する必要がありますね。ちなみに、金ケ崎町では平日限定ですが町内を巡る100円コミュニティバス「田園バス」を運行中です。