神姫バス公式サイトに、2024/5/22付で加古川市内のバス停名変更に関する案内が掲載されました。
https://www.shinkibus.co.jp/sys/frames/view/2005
加古川駅始発の11系統の行先にもなっている「甲南加古川病院」バス停の名称が、2024/6/1から「はくほう会加古川病院」に変更されるとのこと。
これだけ見ると「2024/6/1から病院名が変わるため」と思いがちですが、実は2か月前の2024/4/1に病院名は変更されており、既に1か月半以上も看板に偽りあり状態だったわけですね・・・
「はくほう会加古川病院」の公式サイトは未だ存在しませんが、甲南加古川病院を運営していた公益財団法人甲南会の公式サイトには2024/3/13付で案内が出ています。
https://kohnan.or.jp/archives/1265
そして、リンクされている関係者向けの「事業譲渡に係るお知らせ」の日付は「2024年2月」となっています。
神姫バスは毎年4月1日付と10月1日付で全社規模でダイヤ改正・路線改編・バス停名変更をまとめて行っています(直近の2024/4/1付改正の全貌はこちら)。改正内容をまとめている段階では既に病院名の変更は少なくとも関係各位には公表されていたはずなのに、タイミングを合わせられなかった理由は謎です。
なお、この病院はもともと加古川第二陸軍病院として1941年に加古川市北部の丘陵地に創設されたもので、2000年までは「国立加古川病院」という名称の総合病院でしたが、全国的な国立病院再編の流れの中で神戸市の財団法人甲南病院(現公益財団法人甲南会)に移管されました。バス路線はこの移管時点でもちろん存在しており、バス停名は同時に「国立病院」から改称されています。
ちなみに、譲渡先の医療法人伯鳳会<兵庫県内のほか大阪府内・東京都内でも各種医療施設を運営>の理事長さんのブログによれば、近年は総合病院ではなく整形外科中心の病院となっており、設備が相当老朽化していたとのこと。