全国交通ニュースブログ

日本におけるタクシーのチップのデジタル化について

7月19日の日経電子版に、「三和交通、タクシー運転手へのチップ 電子マネーで」というタイトルの記事が掲載されました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC195CM0Z10C21A7000000/

三和交通(横浜に本社のあるタクシー会社ですが、今回の対象は東京都府中市)の公式サイトに、元のリリース文が掲載されています。

https://www.sanwakoutsu.co.jp/press/respo2021.html

運転席後ろにデジタルチップシステム用のQRコードを掲示し、乗客はこれをスマホで読み取って電子マネーのチップを渡すという仕組みです。

 

日本国内では周知のとおり欧米では一般的なチップの習慣はありませんが、運転手のサービスが良かったり話が盛り上がったりした際に「お釣りはいらない」とか「コーヒー代でも」の名目で正規の運賃より多めに払う方が時たまおられ、これが「運転手へのチップ」に相当します。

しかし、最近はタクシー運賃の支払いもクレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済が当たり前になっており、その場合は当然客が運賃を多めに支払うことはできません。その代わりとしてのシステム導入ですね。

 

本日は東京オリンピック開幕日です。世が世ならば、観戦者や関係者など外国人が大勢東京にやってきて、自国では当たり前のチップをタクシードライバーに渡し、その分が臨時収入になっていたのかも・・・ (タクシーチップが一般的な国では、日本の高級ホテルのサービス料の如く、キャッシュレスでも請求額にチップが上乗せされているはず)

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