前回(「十三高槻線正雀工区の2024/4/7時点の状況」参照)から2か月半後の状況です。
2024年度が始まってもうすぐ3か月が経過しますが、巨大な構造物は相変わらず道路予定地に鎮座したままで、その東側でも道路を構築しようとする様子は見られず信号機のみが虚しく設置されたままです。
ただ、構造物北側の歩道部分で工事が行われ、迂回路が作られているようです。
迂回路は、従来は阪急電鉄をまたぐ跨線橋の工事車両の通路となっていた部分に作られています。確かに跨線橋部分の工事は車道部分に関しては完了しており、転用については何の問題もないわけですが。
当初予定の2023年度末からあえなく仕切り直しとなった跨線橋の車道部分の供用開始時期については、未だに公表されていません。
歩道部分の迂回ですが、どうやら下水道幹線築造工事に関連して管路の移設工事が必要になったためのようです。巨大な構造物のシャッターが開いており、中では現場警備員の交代要員が休憩していました。
その先の歩道は以前と変わりません・・・
と思っていましたが、阪急線の手前で変化がありました。歩道橋方面と踏切方面の分岐点が手前側に移設されており、踏切方面に行くにはいったん車道の跨線橋をくぐって南側に出るようになっています。
その途中には、車道部分同様に未供用のままの跨線橋の歩道部分への取り付け部があります。「自転車は降りて通りましょう」の看板や「止まれ」の路面標示の準備がなされているところからすると供用開始間近なのかもしれませんが・・・
踏切側から歩道部分を見た様子。こちらの取り付け部も同時供用になることでしょう。
阪急線西側の跨線橋の歩道部分への取り付け部にも「自転車は降りて通りましょう」の看板が設置されています。
その先には、下水道幹線の立坑があり、当日も何人か入坑していたようです。掘削用のシールドは果たしてこのあたりまで届いているのでしょうか?