関連ブログ記事・・・2021/5/2付「九州のミッシングリンクはいつ解消?」
2023/2/1付で、長崎新聞が長崎県内の高規格道路の整備状況をまとめた記事を掲載しました。
https://nordot.app/993351515023491072?c=39546741839462401
長崎県内では現時点で総延長265kmの高規格道路が予定されていますが、そのうち供用済みなのは約6割の158kmです。長崎・佐世保・諫早・大村といった主要都市には通じているものの、県土の本土部の多くが半島に属することもあり、まだまだ高規格道路の恩恵を受けない地域が多いのが実情です。
特にミッシングリンク(幹線道路のネットワークの欠落部)として位置づけられるのが、
1.諫早市と島原半島の中心都市である島原市とその周辺を結ぶ区間
2.長崎市から西彼杵半島を経由して佐世保市とを結ぶ区間
です。長崎市と佐世保市の間は現在でも高規格道路だけで行き来可能ですが、いったん佐賀県嬉野市を経由せねばならず遠回りです。
1.については現在島原道路を整備中ですが、南島原市の北端に相当する深江町から島原市・半島北部を経て長崎道諫早ICまでの総延長50kmのうち、現在までに開通している区間は22kmにとどまります。また、2.については現在西彼杵道路を整備中ですが、佐世保市から時津町(長崎市の北隣)までの総延長46kmのうち、現在までに開通している区間は佐世保側の14kmにとどまり、中間部では未だ着工に至らず調査段階の区間も20km程度あります。
これから、両道路について連載していくこととします。
(つづく)