全国交通ニュースブログ

秋田市の高齢者バス優待乗車証のICカード化について <10/9追記あり>

関連ブログ・・・2022/3/26付東北各地の路線バスで順番にSuicaなどが使えるようになります

上記ブログにもあるとおり、秋田市とその周辺で運行する秋田中央交通およびグループ会社のバス路線で、3月26日から全国相互利用対象交通系ICカードが使用可能になりました。JR東日本の地域連携ICカードシステムの導入によるものです。

同社が発行するカードの愛称は「AkiCA(アキカ)」で、このカードを利用すれば交通ポイントが貯まります。区間運賃の3%が交通ポイントとなり、たまったポイントが後日乗車時の区間運賃相当額に達していれば自動的に充当されます。

http://www.akita-chuoukotsu.co.jp/pdf/use_akica.pdf

そして、10月1日からは、これまで秋田市が実施していた「65歳以上の高齢者が1乗車100円で秋田中央交通の一般路線に乗れるサービス」のICカード「シニアアキカ」への移行がスタートしました。半年後の2023年4月には完全移行となります。

https://www.sakigake.jp/news/article/20221002AK0002/

https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/koreishafukushi/1005997/1034693.html

http://www.akita-chuoukotsu.co.jp/pdf/use_akica_senior.pdf

これまでは運転手に資格証明書を見せて100円を払うという方式でしたが、ICカード化によって実際の利用実績が把握でき、後日秋田市からバス会社に支払う割引相当額が適正化されることになります。

秋田市外(潟上市など)にまたがる利用の場合は、市外区間が通常運賃となります。また、秋田空港連絡バスや他社鉄道・バスに乗車の場合は一般のアキカと同じ扱いとなります。

ちなみに、秋田市内で完結する一般路線で運賃が最も高い区間は、大川反車庫前~(秋田駅西口経由)~岩見三内間の1000円で、この場合は900円も割引となります。

一方、ICカード非対応の羽後交通の国道7号経由由利本荘市方面の路線は、たとえ秋田市内相互間の利用であっても割引対象になりません・・・現行の資格証明書でも割引対象外

https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/koreishafukushi/1005997/1004840.html

https://ugokotsu.co.jp/wp-content/jikoku/latest/honjo-akita2022.pdf (秋田駅前方面から下浜駅前まで秋田市内)

 

<10/9追記>

地元紙の社説で、「シニアアキカ」のことが取り上げられました。

https://www.sakigake.jp/news/article/20221009AK0013/

対象者は約9万5千人もおり(つまり市の人口に占める65歳以上の比率は3割を遥かに超えています)、既に申込書は対象者に送付済みなものの、9月末時点ではまだ申込者のうち1万人あまりしか発送が済んでいないとのこと。

3月ギリギリになってまだ届かないという事態を避けるには、やはり早めの申込ですね。

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