兵庫県新温泉町にある湯村温泉は鳥取県にほど近い場所にあり、地区の住民にとっては鳥取市が最も近い都会(規模の大きな医療機関や商業施設が存在する場所)です。
そのため、地元民と観光客の両方の利便を図るため、1998年から主に国道9号経由で湯村温泉と鳥取駅を結ぶ「湯めぐりエクスプレス」の運行が開始されました。
当初は1日2往復で、一時は6往復にまで増えましたが、以降は利用が伸びずに減便が相次ぎ、2017年に2往復に戻った後、2021年3月限りついに廃止されてしまいました。
しかし、11月20日~2022年2月20日の間、鳥取空港を経由する形で臨時に復活しています。
https://www.zentanbus.co.jp/information/29691/
兵庫県北部の但馬地域をエリアとするバス会社「全但バス」が独自に企画したもので、1日2往復、所要時間1時間(湯村温泉~鳥取空港間)、運賃1200円となっています。
そして、12月16日~29日の間は、さらにこれとは別に、途中浜坂駅・岩美駅(平日は鳥取県立中央病院も)を経由する便が、1日2往復運行されています。
こちらは、兵庫県が主体となった実証運行(実務は全但バスに委託)です。
https://www.zentanbus.co.jp/information/29908/
降雪で安全運転のハードルが高くなりがちな冬季ではありますが、どこまで利用されるでしょう?