関連ブログ記事・・・2023/8/1付「阪急バスの大阪・阪神エリアの値上げ、一部対象外の区間あり」
上記ブログ記事で
>豊能営業所運行路線の運賃表を見ると、 「箕面森町地区センター~妙見口駅~本滝口~倉垣~奥山内~奥田橋~倉垣」の循環系統について全区間運賃据え置きになっています。
として触れた路線「妙見口能勢線」ですが、2024/3/末限りで廃止予定となっており、現在地元が代替手段を協議しているとのことです。
読売新聞大阪版に2023/10/6付で掲載された記事「<金剛バス廃止>5路線 自治体経費負担へ」の最後のほうに以下の記載があります。
==========引用始まり
能勢町では、赤字分を町が全額負担してきた阪急バスの路線「妙見口能勢線」が24年3月末に廃止予定で、法定協が代替の公共交通の確保を議論している。同路線の1便あたりの利用者は平均5人以下で、町はワンボックスタイプの乗用車を乗り合いタクシーとして運行する計画だという。
==========引用終わり
この路線は上記ブログ記事で書いた通りもともと京都交通(現在の京阪京都交通の前身)の路線でしたが、2003年6月限りで撤退となり<その約半年後に同社は経営破綻>、能勢町の他の地域で古くから路線バスを運行していた阪急バスが、運賃体系をそのままに引き継ぐこととなりました。その後は能勢町の全面支援の下に運行がなされてきましたが、利用減は止まらず土休日の運行がなくなり、さらに阪急バス自体の乗務員不足などもあって20年余りで撤退を決断したようです。
路線図はこちら(8系統の能勢電妙見口駅以北が妙見口能勢線に該当、平日のみ1日8便運行)
そして、同じく妙見口駅から北に向かう5系統<妙見口駅~ケーブル黒川間、休日の昼間のみ運行>も、(まだ正式アナウンスはありませんが)2023/12/3が最終運行日になることはほぼ確実です。
ケーブル黒川のバス停は、その名称の通り能勢電鉄が運行する妙見の森ケーブルの山麓駅である黒川駅のすぐ近くにあり、能勢電鉄の鉄道線とケーブル線を連絡するのがほぼ唯一の存在意義ですが、
https://noseden.hankyu.co.jp/railway/cable.html
そのケーブル線は2023/12/3限りの廃止が決定しており、存在意義が完全に失われることとなります。