さて、前編で紹介したみつわコミュニティ公式サイト上の記事には「ICカードリーダーも新規導入予定です。ICカード決済が可能になることで、小銭の出し入れや両替にかかる手間と時間を最少化し、乗降手続がスムーズになることが期待されます。」とあります。
このブログ記事を書いている時点で河南町公式サイトで公開されているカナちゃんバスの紹介には「現金でのお支払いに限ります」とありますが、実際には2023/3/1から交通系ICカードが利用可能になっていることが公式サイトの別の場所でアナウンスされていました。
https://www.town.kanan.osaka.jp/material/files/group/1/20230301p.pdf (ニュースリリース)
PiTaPaも利用可能とあるので、交通系電子マネーの機能ではなく正真正銘の交通系ICカードのシステムを導入しています。そして、当初時点ではJR西日本のグループ会社が開発したハンディタイプの処理機(大阪バスの一部路線や北海道のFビレッジシャトルバスで使われているもの)で対応していました。
町長日記には「3月1日から試験的に現在のバスに設置しています。新しいバスになりましたら本格設置となります。」とありますが、これは「5月22日から走り始めた新しいバスには一般的なICカード処理機が取り付けられている」という意味なのか、それとも「走り始めた日からハンディタイプの処理機がセットされている」という意味なのか、果たして・・・ そして、この施策の導入と、運行委託先のエムケイ観光バスからの変更との関係性はないとは断定できませんね。
ちなみに、資本力・資金力のない金剛バスは、最後まで交通系ICカードに対応することはありませんでした。