2022/10/14 更新
コツバウ【忽忘】
萩原義雄識
源順編『倭名類聚抄』序に、
摠而謂之欲近於俗便於事臨忽忘如指掌不欲。
【訓み下し】
摠じて之を謂はば、俗に近く、事に便にして、忽忘に臨みて掌を指すが如くならむと欲す。
《補助資料》
小学館『日本国語大辞典』第二版
こつーぼう[‥バウ]【忽忘】〔名〕すぐ忘れてしまうこと。*色葉字類抄〔一一七七(治承元)~八一〕「忽忘 コツハウ」*文明本節用集〔室町中〕「忽忘 コツバウ」*山鹿語類〔一六六五(寛文五)〕二一・衣服の制を明にす「諸臣は君命をしるし我所レ可レ述をしるし、世事をのせて君命に応じ、忽忘なきを以てつとめとし、且つ君に指示し奉るの便用とす」*漢書ー張禹伝「忽忘雅素、欲レ避二流言一」【辞書】色葉・文明【表記】【忽忘】色葉・文明
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