上海ライフ：落葉景観道を歩く（２）武康路の観光案内所

１．「武康大楼」

当時、フランス租界では大きなビルにはフランスの地名が用いられましたが、「ノルマンディー・アパートメント」が付けられた名前でした。

２．武康路

「武康大楼」の北側から北東に向け武康路は始まります。

３．武康路は優秀歴史建築のオンパレード

フランス租界当時に建てられた洋館が軒を連ねており、カメラマンたちも大勢思い思いにシャッターを切っています。

４．武康路旅遊案内センター

上海市徐匯区の旅行案内センターが開設されています。

５．優秀歴史建築

優秀歴史建築にも指定されており、内部が自由に見学できます。

６．黄興旧居

黄興（１８７４-１９１６）湖南省出身の近代民主革命家で中華民国建国に参加しました。
資産家階級でしたが何度かここを訪れた孫文の要請に応じ、辛亥革命時の武装蜂起の指揮もした指導者でした。

７．優秀歴史建築の模型展示

館内は歴史建築の芸術館となっており、徐匯区内の優秀歴史建築の模型が多く展示してあります。

８．武康大楼

武康路入口にある「ノルマンディ・アパートメント」の模型。淮海中路側からの眺め。

９．上海工芸美術博物館

優美な姿を持つフランス租界の董事長邸宅だった建物。
現在は上海工芸美術博物館となって工芸品を製作しながら展示販売を行っています。
有料ですが一見の価値があり、内部を見ることができます。

歴史ドラマなどに病院などの設定で度々出てきますが、それは上海映画村にあるレプリカです。

１０．宋美齢旧居

蒋介石が結婚のプレゼントとして宋家三女の新妻に送った家で、「愛の館」とロマンチックな名前を付けました。
音楽学校の敷地内にありますので、普段は見ることができませんが、年に一度の開放日に内部を見たことがあります。

１１．２階回廊

回廊の周りは画廊のようになっています。

各区にある計１７か所の旅行案内センターの業務は次の５つ。
　旅行の宣伝
　旅行案内
　旅行援助
　旅行トラブルの訴え
　旅行資料の配布

ここは清潔な（ＴＯＴＯの）トイレや休憩所もあり、持ち帰り自由のパンフレットや観光地図なども置いてあります。
（残念ながら中国語ですが、地図などは最新なので持ち帰る価値があります。私も愛用しており、手持ちがボロボロなったので1部持ち帰りました。）

普段、外からしか見れない歴史的建築物の内部が見られるので是非立ち寄りたいですね。

撮影：ＣＡＮＯＮ　ＥＯＳ５ＤIII　＋　ＥＦ２４－１０５ｍｍＬ　ＩＳ