上海下町写真館2014

ブログを始めて18年目、今でも多くの皆様が訪問していただけるので、できるだけ続けていきたいと思っています。

冬の沖縄岬巡り:(7)世界遺産「首里城」-那覇市

2016-01-25 06:00:00 | 国内旅行
1.守礼門

首里城の本殿に向かうために最初にくぐる門です。
扁額には「守礼之邦(しゅれいのくに)」と書かれており、「琉球は礼節を重んずる国である」と言う意味だそうです。
中国風の牌楼(ぱいろう)という形式で建立されています。
1527年~55年にはじめて建立され1933年に国宝に指定されましたが、沖縄戦で破壊され1958年に復元されました。
2000年に発行された2000円記念紙幣の絵柄になっています。

2.園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)


国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所で、形は門ですが人が通る門ではなく、神への「礼拝の門」というべき場所だそうです。
1933年に国宝に指定されましたが沖縄戦で一部破壊されました。1967年復元され、現在は国指定重要文化財となっています。
2000年に世界遺産へ登録さました。

3.歓会門


首里城の城郭内へ入る第一の正門です。
往時、首里城へは中国皇帝の使者が招かれていましたが歓迎するという意味でこの名が付けられました。
創建は14777~1500年頃ですが沖縄戦で焼失し、1974年に復元されました。

4.瑞泉門(ずいせんもん)


「瑞泉」とは「立派な、めでたい泉」という意味で、 門の手前にある湧水が「龍樋(りゅうひ)」と呼ばれたので名付けられました。

5.漏刻門(ろうこくもん)


漏刻(ろうこく)」とは中国語で「水時計」という意味だそうで、この奥に時刻を計る水時計が置かれていました。
1456年の朝鮮の記録に「(琉球のそれは)我が国のものと何らかわりない」と記されていたそうです。

6.漏刻門からの眺め


正殿は二重の城壁に囲まれています。城門をくぐり階段を上りいよいよ正殿へたどりつきます。

7.広福門(こうふくもん)


「広福(こうふく)」とは、「福を行き渡らせる」という意味だそうですが、現在漆塗装の修復中です。
創建年は不明ですが明治末期頃に撤去され、1992年に復元されました。
この先から有料区域となります。

8.奉神門(ほうしんもん)


「神をうやまう門」という意味で名付けられました。首里城正殿のある「御庭(うなー)」へ入る最後の門です。
創建は1562年以前と考えられますが、その後1754年に改修されました。
建物は明治末期頃に撤去されましたが、1992年に復元されました。

9.南殿・番所(なんでん・ばんどころ)


向かって右側が「番所(ばんどころ)」 左側が「南殿(なんでん)」です。
「番所」は首里城へ登城してきた人々の取次を行った所で、「南殿」は日本風の儀式が行われた所でした。
どちらも日本的な建築なので着色はされていません。現在は資料展示スペースとして利用されており、ここから建物内部を見学できます。
「南殿」の創建は1621~27年といわれています。

10.正殿(せいでん)


正殿は琉球王国最大の木造建造物で琉球を支配する象徴として最も重要な建物でした。

二層三階建てや装飾化した龍柱は琉球独自の形式だそうです。

11.琉球王国最大の建造物


駆け足では全部を見ることができませんが、正殿の北側は現在も整備中です。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL IS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の沖縄岬巡り:(6)琉球... | トップ | 冬の沖縄岬巡り:(8)世界... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内旅行」カテゴリの最新記事