今週は土日が仕事なので来週の土曜日あたりに
牛子と仔牛、オババを連れて路面が凍結する前の茶臼山高原道路を走って井山へ行こうと考えていた。
こんな山奥の片隅にも360度見渡せる気持ちのいい低山がある、って事を教えてやりたいのと
ばあばと2人で行っていた山に「俺も行くかなー」とじいじが珍しく一緒に行った最後の山だったし
そんな事も話してやりたいので。(駐車場から20分、上まで無理やり車で行けば頂上まで年寄でも10分)
武漢ウイルスのこともあるし来週あたりかなーと考えていて「あ!」
と思い出した。
山の神様の日はいつだっけか。
調べてメモを見つけた。
師匠の教えによると(私には勝手に師匠と呼んでいるお方が2人いるもので)
12月4日から12月12日(日本海側は12月9日)までは山に入ってはいけない日。
じゃあ、ダメだ。今年はもう行けない。
迷信かと思う人もいるが、異界が存在するのは身に染みて知っているだけに
そんな時に大事な子供たちを連れて行くわけにはいかない。
あの時、師匠に相談したら
「帰れてよかった。それは異空間への入り口だった。」
と言われてゾゾゾってしたっけ。その日はその場所に行くまでにいろいろ不可思議なこともあって
鈍い親子連れの私たちは、「なんか大きな話し声がするけど、この先に山小屋でもあるんかねー。」
なんてのほほーんと山道を歩いていたら、そこに出くわした。
もちろん井山はそんなおどろおどろしい山ではないし、そんな異界が現れそうにもない山だけれど
何が起こるかわからないのも山の恐ろしさなので。
来年、山桜が咲く頃までお預けって事で。