金融の世界は今や、ミリ秒単位の競争もある世界。
その競争に勝つため、
というプロジェクトさえが遂行された程。
でも紹介されたプロジェクトです。
ちなみに日本の東証では、
東京都内の沿岸部にある、巨大で重厚な建物──。ロビーまで足を運ぶと近未来的な空間が広がっている。公にはされていないが、実はこの建物の中に、東証の中枢部とも言える売買システムが鎮座している。高速取引にとって欠かせない「コロケーションエリア」も併設されており、各社のプログラム同士が激しくしのぎを削るHFTの主戦場となっている。コロケーションとは、東証の売買システムのすぐ隣に証券会社や投資家のサーバーを設置し、直接ケーブルでつなぐサービスのこと。売買システムとサーバーとの物理的な距離を縮め、発注の速度を高速化している。関係者によると、利用料金は1カ月当たり70─80万円程度。証券会社は東証に料金を支払ってラックを借り、そこにサーバーを設置する。実際にこの部屋を訪れたことがある人物によると、広々とした部屋にずらりとラックが並んでおり、無数のサーバーが放つ熱がこもらないように、室温は常に20度以下に保たれているという。
金融の世界には、こういうインフラが必要なのです。
そして、そのインフラには、「人」も含まれます。
カネの持ち主が
ヤバい、
と思えば、
カネはすぐに香港の外へ出てしまう。
勿論、カネの持ち主も。
カネやカネの持ち主がいなくなれば、
金融を支える職種の人々も、香港から早晩、消えてしまいます。
金融を支える職種の人々は、英語使いばかり。
なので、場所を選ばなければ、職は得られるでしょう。
しかし、金融を支える職種の人々を失った香港は、、、
「金融インフラの魔窟」から、
只の「窟」
になってしまいます。
最先端の通信機器や英国時代からの判例が香港に残っても、それらを使いこなせる人々がいなければ……。
ちなみに、
香港の金融には、リーガル周り、そして、船周りも含まれ、
香港の「カネの持ち主」には、船主も含まれます。
(ちなみに、船の世界における香港の立ち位置はhttp://www.jpmac.or.jp/img/research/pdf/A201970.pdf が掴みやすいでしょう。)
なので、
香港はもしかすると、
只の「窟」どころか、アヘン戦争の頃まで退化する恐れもあります。
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