にて紹介されていた
シアトルの「自治区」
日本でも紹介され始めています。
その一つが、
「米シアトルで抗議デモ隊が「自治区」設立を宣言――軍の治安出動はあるか」(六辻彰二)
から明らかな通り、アフリカ事情に強い方。
しかし、仮に治安出動があった場合、ロス暴動の時と比べても衝突が激化するリスクは高い
ロス暴動の際、軍の部隊が展開した後、25人の死者と600人の負傷者を出した。今回の場合、全米で広がる抗議デモにはトランプ政権が強調するように極左アンティファだけでなく、重武装した極右ブーガルーも合流している。公権力への反感が強いブーガルーは内戦による社会の転換を目指しているといわれる。
ただでさえコロナ対策で失点の目立ったトランプ政権にとって、仮に国内で軍事衝突となれば、再選がこれまで以上に難しくなる。かといって、放置すればトランプ大統領の嫌う「弱腰」イメージにもなりかねない。
つまり、
軍事衝突を避けつつ、強気イメージを形成する。
米軍(連邦軍)には、こういうときに使える通常兵器があります。
(燃料)気化爆弾。
(Fuel-Air Explosive,FAE。サーモバリック爆弾(Thermobaric weapon)とも言います)。
上記映像は、
GBU-43/B,MOAB(Massive Ordnance Air Blast bomb)の投下実験(2003年)
GBU-43/B,MOAB(Massive Ordnance Air Blast bomb)の投下実験(2003年)
米軍最強の
(燃料)気化爆弾です。
実戦でのMOAB使用例は、
アフガニスタン国内のイスラム国掃討。
シアトル暴動「自治区」は、MOAB一つで片付く。
MOABは、
爆風の重点を置いて設計されているため、
致死半径150メートル以遠であっても、
シアトルのような都会であれば、
ガラス片やコンクリ片、そして、ビル本体が雨あられの如く地上に降り注ぐ。
爆音や振動は、数十キロ離れた場所までハッキリ届く。
心理的威圧効果は、荒野の比ではない。
ANTIFAやその擁護者たちは、
MOABを投下された後も、
イスラム国の戦士たちのように戦えるだろうか。
トランプ大統領は
イラン革命防衛隊コッズ部隊ソレイマニ司令官に対する暗殺のように、
極端な選択肢を好む。
ちなみに、
MOABの投下実験は、イラク戦争の準備&威嚇として、そして、北朝鮮政府に対する威嚇として、実施された。