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人間を淡々と機械的に扱うことで、確保される尊厳について (法学論叢もとい鈍器、小児科医、セクハラ予防策)

2022-04-23 20:13:50 | 技術思想&安全
当方は、或る冬の日の午後四時ごろ
京都大学法学部事務掛にて、
「法学論叢」という論文誌を受け取ろうとしていた。

実は、法学部生は「法学論叢」を無料で受け取れる。
ただし、受け取り期限が定められていた。
その期限が、入学から四年目の或る冬の日 

事務掛の窓口職員は、
淡々と機械的に
「法学論叢」をどこからか、持ってきた。


重量数キロ。
四年分「法学論叢」


事務職員は淡々と機械的に、当方に重量物を渡した。

で、当方は淡々と
重量数キロ
をカバンに積めて、持って帰った。

さて、もし事務職員が感情を少しでも表に出していたならば、どうなってたか。


たぶん、
「法学論叢」が鈍器に化けていた。



杓子定規な一貫性、
言い換えれば、
淡々と機械的に。

個人の尊厳を確保するため、

親身にならなければならない、
認知的資源を傾斜配分しなければならない、

という思い込みが、(特に対人援助界隈に)蔓延っている。

しかし、ご紹介した通り、
淡々と機械的に扱うアプローチも、ある。


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