その方曰く、
日本語への入口は事実上、
アニメ・マンガだけ。
そして、、、
出口(就職口)は厳しいらしい。
(状況としては、上坂すみれ氏の出身校・上智大外国語学部ロシア語学科に近い。)
さて、
正直言って、安倍政権の8年間は海外で日本語を教える身としては、苦しかった。平和憲法を変えようとし歴史を修正しようとし人権問題にも消極的、国民所得をどんどん下げて日本で職を得る意味も失わさせた。アニメやゲームで保った日本語へのモチベーションだけで日本語を続けさせるのはしんどかった。
— kaz hagiwara(萩原 一彦) (@reservologic) August 29, 2020
しんどいと思います。
その目上の人は、
日本の高校で使う現代文の教科書を取り寄せて、
日本語で日本語を教授。
ていうか、
高校で繰り広げられている現代文の授業そのまんま、
らしいです。
現代文の教科書に出てくる文章の中で、アニメ・マンガ要素ありそうなものは、宮沢賢治くらい。
しんどいと思います。
ちなみに、
当方が京大で仏語を習っていた頃、
東郷による「時空から切り離されたかの如き」無味乾燥な仏語翻訳の授業に、
嫌気が差していました。
その頃は、この時空上に存在する(厳密には、総人図書館新聞室に置いてあった)Le mondeを読んで、何とか均衡を保とうとしていましたけど……極めて厳しいものがありました。
人文科学、特に哲学・文学・言語学への予算削減に賛成する立場に転じるには十分すぎる苦行でした。
言語を扱う教授など、各言語につき十人ずつで十分です。京大内ではなく、日本国内で
(言語は、PC使って学ぶが最良)。
日本語を学ぶ価値は、世界の中での日本という国の価値をダイレクトに反映している。そこに対して安倍政権は攻撃を加え続けた。つまり、世界における日本の価値をおとしめ続けたのが安倍政権だったと言っていい。こんな政権は金輪際もうごめんだ。日本が存在価値を失い続けていくなんてもう見たくない。
— kaz hagiwara(萩原 一彦) (@reservologic) August 29, 2020
人文科学系からは、
こういう国家と言語の結びつきに依存している輩が
排出されている。
現地の事柄を日本語で表現する、という教授スタイルに思い至らないとは……(ちなみに、かつての中国では、中国でなじみ深い書籍(勿論、社会主義的なもの)の英語版で英語を教授するスタイルがありました。ちなみに、今の北朝鮮に於ける英語教授も、そのスタイル。)
私が学生の頃の教授は旧制高校出身者とその弟子たちがいたので、語学の授業楽しかったです。
ミルハウザーを読んでいるとき、その15年前に院試で出題された英文和訳と同じことに気が付き失笑しました。翻訳出版している先生、訳に困ったとき試験に出題するという手があるんですね。
旧制高校の授業では外国語はいきなり原文を読ませるので、春休み中に各自アテネフランスとかの語学学校に通ったと誰かのエッセイで読みました。その弟子の先生たちは、ABCから授業してくれました。